シンガーで俳優のダヴ・キャメロンが、自身のメンタルヘルスに関する憶測について“あるメッセージ”を発信した。(フロントロウ編集部)

ダヴが行き交う憶測に反論

 ディズニー・チャンネル・スターとしてのブレイクをきっかけに、現在シンガーや俳優として活躍するダヴ・キャメロン。ダヴは、これまでうつに悩むファンにダイレクトメッセージを送って相談にのったり、セラピーに通っていることを明かしたりと、メンタルヘルスについて度々言及してきた。

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 そんなオープンな姿勢を見せてきたダヴに称賛の声が集まる一方、“なぜ”ダヴがメンタルヘルスに悩んでいるのか憶測が飛び交うこともしばしば。

 ダヴは長文ツイートを投稿し、こう話した。

「私が“なぜ悲しんでいるのか”推測する記事を見て、メディアや人々のメンタルヘルスの受け取り方に、とてももどかしさを感じている。確かに私の人生には、これまでたくさんのことが起きたし、きっとそこには外部の人が簡単に把握できて、レッテルを貼れるようなたくさんの要約されやすい理由があるのだと思う」

「人々が“きっとこれが理由に違いない”と話す、たくさんの死や別れとか、多くのことがあるのかもしれない。それがもし(私がメンタルヘルスに悩む)大きな要因であるとしても、人はみんな違う方法で悲しみや喪失と向き合う」

「私は時々、悲しみや痛みによって苦しむことをひとつに定義するのは、人々の痛みの経験の幅を制限してしまうって思うの。それらのこと、それらの喪失は、私を色々な意味で定義している。だけど、痛みや悲しみの原因が“これ”と定義するのは、真実ではないの。私は、私の心の状態について、正当でヘルシーである限り、オープンでいようと思っている」

「だけど、私のトラウマやうつ、そして不安障がい、そしてありとあらゆる全てのこと、それに関わること、それらに関係する原因や影響は、とてもコンプレックスで多様性があって、日によって異なるもの」

「だって、そもそも人間というものは複雑だし、トラウマやうつを“ひとつ”の事柄にまとめようとするのは、自分自身と向き合おうとする私からその余裕さえ奪ってしまうから。人は、他人の人生について全てがわかるわけがないでしょう。もしあなたが知っていると思っていたとしても。もしそうでありたいと思っていたとしても」

画像2: ダヴが行き交う憶測に反論

 ダヴは長文のツイートを複数投稿して、自身がメンタルヘルスについてオープンになっているからこそ飛び交う憶測に反論。心の状態は他人から見えないデリケートなものであるからこそ、それらの原因を推測して決めつけることは間違っていると断言した。

 世界に比べて理解が乏しいとされる日本でも、徐々に認知度を上げようと取り上げられているメンタルヘルス。そんな社会問題にダヴが言及した今回のツイートには、多くの共感の声が上がっている。(フロントロウ編集部)

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