テイラー・スウィフトがサプライズリリースした新曲「クリスマスツリー・ファーム(Christmas Tree Farm)」に“歴史が変わる瞬間”が収録されているとファンたちがどよめいている。(フロントロウ編集部)

新クリスマスソングを緊急リリース

 12月に入ってから、お気に入りのSNSであるTumblr(タンブラー)上でクリスマスに関するファンの投稿に反応したり、クリスマスツリーの絵文字を連投したりと怪しい動きを見せていた、シンガーのテイラー・スウィフトが新曲「クリスマスツリー・ファーム」をリリースした。

 音源とともに公開されたミュージックビデオには、生まれ育った米ペンシルベニア州で過ごした幼少期のクリスマスの思い出の映像がぎっしり。

 タイトルの通り、クリスマスツリー用のもみの木を育てる農場で育ったというテイラーは、家庭用のビデオカメラで撮影された、母のアンドレアや父スコット、そして3歳年下の弟のオースティンとのキュートで心温まる懐かしの映像を大放出した。


「歴史が変わる瞬間」

 赤ちゃんだった頃から、幼児期、そして10代に突入する直前までのテイラーの成長ぶりが見られる、ファンにとってはたまらない映像のオンパレードとなっている「クリスマスツリー・ファーム」のMV。

 そのなかでも最も注目を集めているのが、ある年のクリスマスの朝にプレゼントの包みを開けるテイラーの姿が映ったシーン。

 当時8歳のテイラーが、緑色のラッピングペーパーの中から見つけたのは、彼女にとって人生初のアコースティックギターだった。

画像: ©Taylor Swift VEVO/ YouTube

©Taylor Swift VEVO/ YouTube

 この日、念願のマイギターを手にしたことで、すっかり音楽の魅力に憑りつかれたテイラーは、音楽作りを始め、シンガーソングライターとしての一歩を踏み出すことになる。

 多くのファンたちは、このMVを通じて、いまや時代を代表するトップアーティストとなったテイラーが、”初めてのギターと出会った瞬間”を目にすることができたことに、「歴史が変わった瞬間」、「あの瞬間があったから、今のテイラーがある」と感極まっている。


楽曲はわずか48時間で完成!

 「私の冬の夜は静電気やストレスやホリデーショッピングの混雑に占拠されてる/でも、目を閉じると別の場所にいるよう/まるで魔法みたいに」「私の心の中にあるのはクリスマスツリー・ファーム/人々が集まって/輝くライトの下で踊ったり/みんなコートを着て、手袋をして/サイダーをたくさん飲むの/私が今夜居たいのはあの場所」と、大人になってしまった自分の忙しいホリデーシーンに少しウンザリしながらも、幼い頃に家族と過ごした故郷でのクリスマスに思いを馳せる歌詞でスタートする「クリスマスツリー・ファーム」。

 じつは、テイラーがこの曲を書いたのは、リリースからわずか5日前。そして、共同作曲者で音楽プロデューサーのジミー・ネイプスによると、なんと、完成までにかかった時間は48時間だったという。

 荘厳な弦楽器の音色やクリスマスソングらしい鈴の音、終盤のゴスペルコーラスなど、凝った仕上がりとなっている同楽曲だが、編曲からレコーディング、楽器の奏者やコーラスの手配までを、たった2日ほどで行なったという驚異のスピード感は、さすが、トップアーティストのテイラーだからこそ成せる業。

 ちなみにレコーディングが行なわれたのは、テイラーが恋人のジョー・アルウィンとの休暇を過ごしていたと言われる、イギリス・ロンドンのスタジオだったそう。

 同楽曲に参加したことをインスタグラムへの投稿を通じて明かしたジミーは、テイラーと「クリスマスツリー・ファーム」のリリースのために奔走してくれた自身のアシスタントとのスリーショットを公開。

左から:ジミー・ネイプス、テイラー、ジミーのアシスタントの男性。ジミーはグラミー賞受賞シンガーのサム・スミスへの楽曲協力などで知られる。

 「テイラーから数日前に連絡が来たんだ。クリスマスソングを書いたから、すぐに出したいって言われてね。48時間後、僕らはこの曲を完成させたよ! ハハハ! こんなにも素早く曲を発表することができたのは、協力してくれたミュージシャンたちやコーラスシンガーたちのおかげだよ。僕のアシスタントもすごく頑張ってくれた、本当にありがとう」と、楽曲制作の裏話を明かしていた。(フロントロウ編集部)

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