生中継中にセクハラ被害
12月7日にアメリカで開催されたマラソン大会で、WSAV-TVのレポーターであるアレックスが生中継をしている際に、事件は起きた。
大会に参加している人々がテレビカメラの存在に気がつき、大声をあげたり、手を振ったりしながらアレックスの横を通りすぎるなか、1人の男性が通りすぎざまに、なんとアレックスのお尻を叩いた。
思わず呆然とするアレックス。数秒の間動くことが出来なくなってしまったアレックスだったけれど、テレビの生放送中ということもあり、その後はふたたび中継を続けた。
Check out this jerk smacking a @WSAV reporter's ass live on air. And sorry, that's my kiddo making horribly timed weird noises in the background. pic.twitter.com/6tzi6P1Jbo
— Tonya (@GrrrlZilla) December 7, 2019
しかし、これを見た多くの視聴者が男性の行動に激怒。登録が必要なマラソン大会ということもあり、男性の身元やSNSアカウントが突き止められるほどの大騒動に発展した。
そして、アレックスもツイッターでコメントを発表。
「今朝、生中継中に私のお尻を叩いた男へ。あなたは無礼に行動し、私を物として扱い、私をはずかしめた。職場でもどこでも、女性がこんなことに耐えなくてはいけないなんておかしい!!マシな行動をしなさい」
セクハラを“無自覚”にしてしまう男性には、セクハラをスキンシップの一部としてしたという相手を思いやれない考え方や、セクハラは場を盛り上げるという認知のゆがみがあると考えられている。
しかし、もし知り合いだったとしても、勝手に人のお尻に触ることは性加害の1つ。マラソン大会を開催していたサバンナ・スポーツ・カウンシルも事態を重く見た結果、男性にこのような処分が下されることとなった。
「サバンナ・スポーツ・カウンシルのイベントでは、このような行動は許しません。すべてのサバンナ・スポーツ・カウンシル主催のレースにおいて、この個人の登録を禁止する決定を致しました」
(フロントロウ編集部)