恋に落ちたときの感情を音楽にしたら―。カミラ・カベロが、12月6日に世界同時発売される待望のセカンドアルバム『ロマンス』でそれに挑戦する。(フロントロウ編集部)

カミラの「恋愛歴」をつめこんだ全13曲

 アルバム『カミラ』で、“デビューアルバムとして史上最多となる110ヵ国のiTunesで1位を獲得”という快挙を達成してから約2年。カミラが待望のセカンドアルバムを12月6日にリリースする。

 『カミラ』の大ヒット後、人生を楽しむためにオフに入ったカミラ。そのあいだに、恋愛コーチのマシュー・ハッセーと交際し、その後、10代の頃から仲が良いシンガーのショーン・メンデスと交際に発展した。

画像: シングル曲「セニョリータ」での2度目のコラボがきっかけで、シンガーのショーン・メンデスと交際に発展。音楽界の若手ビッグカップルとして大人気を博している。

シングル曲「セニョリータ」での2度目のコラボがきっかけで、シンガーのショーン・メンデスと交際に発展。音楽界の若手ビッグカップルとして大人気を博している。

画像: ベストセラー作家でもあるイギリス人デートコーチのマシュー・ハッセーは、カミラが初めて公に認めたボーイフレンド。2019年に破局するまで1年強交際した。

ベストセラー作家でもあるイギリス人デートコーチのマシュー・ハッセーは、カミラが初めて公に認めたボーイフレンド。2019年に破局するまで1年強交際した。

 全13曲(配信盤は14曲)が収録されたカミラのアルバム『ロマンス』より、先行リリースされたシングル5曲をご紹介!

 そんなカミラの新作のタイトルは『ロマンス』。この数年のできごとをストレートに題したアルバムには、カミラの恋愛体験がぎゅっとつめ込められている。なかでも、今彼ショーンの話題がどれだけ入っているのかに、注目が集まっている。


ライアー Liar

画像: ライアー Liar

<曲のテーマ>

 その人がいそうな場所にわざと現れては、“でも好きじゃないもん”と気持ちを否定していたカミラの実体験がベースになった曲。

 「この人に対する気持ちを長いこと否定していた」と、相手が昔からの知り合いであることを明かしているカミラ。さらに、この曲が作られた時期がショーンとのコラボ曲「セニョリータ」のMVを撮影する1週間前だったことから、ショーンが曲の題材である可能性が高い。

<ミュージックビデオ>

 MVはコメディ映画仕立てで、億万長者の恋人がいるのに男性ウェイターに惹かれるカミラが、嘘をつくたびに非現実的な方法で死んでしまうループにハマるという設定。カミラは同MVに、アルバムにまつわるヒントを散りばめてファンの期待をあおった。

 アルバム『ロマンス』の発売日(12月6日)は11月13日に発表されたけれど、9月12日に公開された同MVでは、カミラ演じる司会者ラ・フラカが出演するゴシップ番組の放送日としてアルバムの発売日が明かされていた

画像: ラ・フラカ(中央)はスキニー女子という意味。右上にアルバム発売日が。

ラ・フラカ(中央)はスキニー女子という意味。右上にアルバム発売日が。

 ウェイターに渡されたメモに書かれた「All I do, the whole day through, is dream of you(私がすることと言えば、一日中、あなたを夢見ることだけ)」は、アルバム収録曲「ドリーム・オブ・ユー」の歌詞ではないかと言われている。

画像: カミラはインスタグラム・ストーリーにて、この一説は「実際にあった話」がもとになっていることを明かしている。

カミラはインスタグラム・ストーリーにて、この一説は「実際にあった話」がもとになっていることを明かしている。

 さらにラストでは、ディズニーアニメ版『シンデレラ』に登場するブルーの鳥にそっくりな小鳥が登場。「ライアー」のMVのラストでは、2021年にカミラが実写版映画『シンデレラ』に主演することにかけた、スペシャルな“カメオ”出演が見られる。

画像1: <ミュージックビデオ>

シェイムレス Shameless

画像: シェイムレス Shameless

<曲のテーマ>

 「ライアー」と同じ日に書き上げられ、2曲同時リリースされた「シェイムレス」。好きな感情を認められず隠してしまう「ライアー」は、カミラが実際に取った行動を歌っていて、相手を求める気持ちに本能のまましたがう「シェイムレス」は、カミラが取ってみたい行動を歌っている。

 「ライアー」と同じ日に誕生したため、こちらもショーンについての曲である可能性が高く、つまり、この曲はショーンに対するカミラの肉食女子な思いが歌われていると見て良さそう。

<ミュージックビデオ>

 カミラは、「内側で起こっていることを外側で表現するシュルレアリスム(超現実主義)に心酔しているの」とSNSで語っており、「シェイムレス」のMVでは、こだわりの描写が多数登場する。

 例えば、パーティーである男性を見て血管に炎が走るシーンは、「実際にこう感じたの」と、自分が感じたことを映像に落とし込んだのだとSNSで明かしたカミラ。ちなみにこの時にカミラが見つめる男性の後ろ姿は、どことなくショーンに似ている

画像2: <ミュージックビデオ>

 「シェイムレス」のMVには異なるカミラが登場するけれど、それぞれに意味がある。恐怖を顔に浮かべて何かから逃げる白ワンピースのカミラは、世間の目や意見を気にする“頭の中の考え”を表し、冒頭では落ち着いていたのにパーティーである人を見たあとから乱れて踊りだす赤ドレスのカミラは抑えられない“心の中の感情”を、赤ドレスのカミラと同じタイミングで炎の前で激しく踊りはじめるカミラは、感情と共に解き放たれた“アーティスト性”を表していると思われる。

画像3: <ミュージックビデオ>

リヴィング・プルーフ Living Proof

画像: リヴィング・プルーフ Living Proof

<曲のテーマ>

 アルバム発売前最後のシングルとしてリリースされたのが、好きな相手と親密になったときの神がかった気持ちを歌った「リヴィング・プルーフ」。

 カミラが「こんな歌い方をしたのは初めて」と語るキャリア史上最高のファルセットが、恋が叶ったときの有頂天になるほど光悦とした気持ちを見事に“音”で表している。

<ミュージックビデオ>

 「リヴィング・プルーフ」のMVは、カミラが、「非現実的で、幻想的で、軽やかで、官能的で柔らかな風景」と表現する、楽園のような場所が舞台。古代ギリシャ神話に登場する精霊(ニンフ)になりきったカミラが、半裸の男性ダンサーと美しい踊りを見せる。

 しかし、この演出にクレームをつけた人がひとり。それが、カミラの恋人ショーン。彼はMVの撮影現場を訪れていたそうで、シンガーのジョン・メイヤーのトーク番組にカミラと出演した際に、「順調に進んでいたのに、ある男とのダンスシーンになって、彼がシャツを脱いだんだ。ものすごく筋肉がムキムキだった」とジェラシーでメラメラに。

画像4: <ミュージックビデオ>
画像5: <ミュージックビデオ>

 しかしカミラが「ベイビー、あなたほどマッチョじゃないわ」と言うと、クレームから一転、ショーンの顔はほころび、嬉しそうに照れ笑い。後日談でもラブラブぶりを見せつけた。


クライ・フォー・ミー Cry for Me

画像: クライ・フォー・ミー Cry for Me

<曲のテーマ>

 別れてしまった人が、自分より先に破局を乗り越えて次に進んでしまう…。多くの人が人生に一度は経験する恋愛の痛みを歌った曲。

 この曲はカミラが16歳のときにそんな実体験から書いた、「あなたが幸せでムカつく(I’m Pissed Off You’re Happy)」という曲がベースになっていて、カミラはファンに、「マスカラを塗って、泣き叫びながら怒りにまかせて写真を破いて、考えちゃってる誰かからのメールを消すのよ!」と、ユニークな視聴方法をSNSでおすすめしている。

<特別映像>

 「クライ・フォー・ミー」は、MVは公開されていないけれど、米バラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』にて見せた、ヨーロッパの宮廷ファッション姿のカミラのパフォーマンス映像は必見! 1990年のMTV Video Music Awardsでマドンナが見せた、「Vogue」のパフォーマンスをオマージュしている。


イージー Easy

画像: イージー Easy

<曲のテーマ>

 先行リリースされたシングルのなかで唯一のバラード曲

 歯並びの悪さ、ストレッチマーク、優柔不断さといった、自信のない部分をさらけだして、そんな部分も含めて簡単に愛してくれる相手への愛情を歌う。

<特別映像>

 カミラは『サタデー・ナイト・ライブ』で「イージー」もパフォーマンス。豪華な舞台演出が楽しめた「クライ・フォー・ミー」とは一転、シルキーなドレスを着たカミラが歌声ひとつで情熱的にバラードを歌い上げた。

 先行リリースされた5曲と、ショーンとのコラボ曲「セニョリータ」を含む全13曲(配信盤は全14曲)で、カミラが恋愛体験を歌うアルバム『ロマンス』は、12月6日(金)に世界同時発売。恋愛したことがあるなら共感できるポイントがつまっている、必聴の1枚!

画像: 「恋に落ちる音」はこんな感じ!カミラ・カベロのアルバムは『ロマンス』がテーマ

カミラ・カベロ
アルバム『ロマンス』
12月6日世界同時発売
全13曲収録(配信アルバムは全14曲収録)

<国内盤CD>
SICP-6240 / 2,200円+税
歌詞・対訳・解説付き
初回仕様限定ステッカーシート封入

『ロマンス』予約リンク:https://lnk.to/CamilaCabelloRomanceJP

(フロントロウ編集部)

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