※この記事は映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』のネタバレが含まれます。
過保護な母に束縛されるエディ
大ヒット公開中の映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は、小説家のスティーヴン・キングの同名小説が原作のホラー映画。
主人公を含む“ルーザーズクラブ”の中の一人、エディは身体が弱く喘息持ちで、いつも吸入器を使っている。そして彼の母親は過保護で、エディはいつでも母に行動を束縛されていた。
前作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』ではジャック・ディラン・グレイザーがエディの少年時代を演じ、続編『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』ではジェームズ・ランソンが大人になったエディを演じた。そんな彼の母と妻には、大きな秘密が隠されていることをご存じだっただろうか。
エディの母と妻がじつは…
エディ、原作では妻と結婚した理由を「母親に似ているから」だと言っている。映画でそのセリフはないけれど、よく見ると母親と妻は瓜二つ。それもそのはず、母親と妻を演じたのは全く同じ俳優のモリー・アキントンだった。
エディは子供の頃は母親に束縛され、病気でもないのに吸引器が手放せない状態だったけれど、大人になってからは妻に愛情で束縛されることに。エディの母と妻を同じ俳優が演じていることで、エディと母の健康とは言えない関係が浮き彫りとなり、見ている人の気まずさがどんどん高まる効果を生んでいる。
これと同じように、ベバリーも“自分を苦しめた父親”そっくりの男をパートナーに選んでしまっているが、こちらは別の俳優が演じている。
そんな映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は、現在日本で公開中。(フロントロウ編集部)