『SUPERGIRL/スーパーガール』のアレックス役として知られるカイラー・リーが、躁うつ病を抱えての子育てについて語った。(フロントロウ編集部)

家庭と仕事の狭間で躁うつ病と診断されたカイラー

 ドラマ『SUPERGIRL/スーパーガール』で、主人公カーラの義理の姉で特異生物対策局の捜査官アレックス・ダンバースを演じるカイラー・リーは、夫ネイサン・ウェストとともに、16歳、13歳、10歳の子供を育てている。

 そんなカイラーは、10年前に躁うつ病と診断された。当時、カイラーはキャリアを追い求める一方で、子育てが手のかかる時期であり、さらに結婚生活を円滑にするためにはという悩みが絡み合うなかで「溺れそうだった」と米Peopleに語る。

画像: カイラーと夫ネイサン。

カイラーと夫ネイサン。

家族一丸となって病気とともに生きる

 しかし、物理的な手助けをしてくれるコミュニティや、薬などによって、現在は病気と上手く付き合っているというカイラー。そして子供たちがある程度大きくなったこと、さらに子供たちもADHD(多動性症候群)やアスペルガー症候群、自閉症を抱えているそうで、家庭内でメンタルヘルスについて話をすることが多いことも、家族それぞれに良い影響を与えていると明かす。

「私が泣いていたら、子供たちは私が大丈夫かどうか、そしてどうしたら私を手伝えるかを心配してくれます」

 そしてカイラーも、子供たちが自身の抱える問題に向き合ってパニックになってしまった時には、彼らがよりポジティブな向き合い方ができるように、このように話すという。

「娘が、『オーマイゴッド。私はASD(自閉症スペクトラム障害)で、だから自分はこんなに問題や苦しみを持たなきゃいけないんだ!』ってなった時は、『ノー、ノー、ノー。そうじゃないよ。それは、スーパーパワーみたいなものって考えようよ。自分を窒息させるものではなくて』って説明しています」

画像: 家族一丸となって病気とともに生きる

 「病気が何なのかだけに目を向けることはしない」ように努力しているというカイラーは、最近では、メンタルヘルスの問題を抱える人をサポートするイニシアティブBe Vocal: Speak Up for Mental Healthとコラボレーションしている。(フロントロウ編集部)

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