乾燥する季節、気になるのが唇の荒れやひび割れ。春夏と同じケアをしているはずなのに、唇がガサガサという人もいるのでは? 秋冬の乾燥シーズンには、選ぶべきリップクリームのポイントがあるよう。
リップクリームの成分に注意が必要
皮膚科医のレスリー・バウマンは、唇の荒れやひび割れが良くならない場合には、リップクリームに入っている成分が原因かもしれないと米メディアSTYLECASTERでコメント。注意が必要な成分とは、多くのリップクリームやスキンケア製品に使われているヒアルロン酸やグリセリンなどの保湿成分。
うるおすための成分なのに唇を荒れさせてしまう理由は、乾燥する空気のなかで保湿成分が蒸発して、蒸発するときに唇の水分も一緒に奪ってしまうから。レスリーによると、結果的に保湿成分が唇の水分を奪い、塗る前よりも唇が乾いているという現象が起こってしまうそう。
大事なのは「保護成分」が入っていること
でも、もちろん保湿成分が入っているリップがダメなわけではなく、大事なのは保湿成分が逃げないように、「フタ」になってくれる成分がしっかり入っていること。保湿成分と一緒に使うべき成分とは、シアバターやオイル、ミツロウなどの閉塞剤とも呼ばれる皮膚を保護する成分。これらの成分が、乾燥した空気から肌をバリアして、保湿成分の水分が蒸発するのを防いでくれるという。
また、保湿と保護の両方に優れたリップが見つからなければ、シアバターやオイルなどフタをする成分に特化したリップクリームを、上から重ねるのもオススメだそう。
まだまだこれからが本番の乾燥シーズン。プロが勧めるリップクリームの選び方で、冬もぷるぷるの唇を手に入れてみては。(フロントロウ編集部)