第77回ゴールデン・グローブ賞に4部門5ノミネートされたNetflixオリジナル映画『アイリッシュマン』には、特別な意味を持つ“カンガルー”の写真が登場していた。(フロントロウ編集部)

世界中に『アイリッシュマン』旋風

 Netflixオリジナル映画『アイリッシュマン』は、マーティン・スコセッシ監督の長編映画。2020年に開催される第77回ゴールデン・グローブ賞では作品賞、監督賞、助演男優賞を含む4部門5ノミネートを獲得し、大きな話題を呼んでいる。

 本作は、全米トラック運転組合のリーダーであるジミー・ホッファの失踪、殺人に関与した容疑をかけられた実在の凄腕ヒットマンのフランク・“The Irishman”・シーランの半生を描いた物語。

 ヒットマンのフランク・シーランをロバート・デ・ニーロが、ジミー・ホッファをアル・パチーノが、フランクが仕えていた裏社会のボス、ラッセル・バファリーノをジョー・ペシが演じ、ハリウッドのレジェンドとも呼べる豪華キャストが集合したことでも注目を浴びている。

アイリッシュマンのオフィスの壁に潜むカンガルー

 そんな『アイリッシュマン』だけれど、フランク・シーランのオフィスの壁に“カンガルーとのツーショット写真”があることに気が付いた人はいるだろうか?

 問題の写真は、1時間21分ごろに登場する。フランクのオフィスの壁に注目すると、人間とカンガルーが陽気に映り込んだ写真が飾ってある。

 もちろんこの人間はフランク。

 なぜ、カンガルーと映っているかというと、実在した彼は第二次世界大戦から戻った後、お金を賭けてカンガルーと闘ったことがあるから。この話は、実在のフランクの自伝『I Heard You Paint Houses』に書かれている。

画像: 2001年に撮られたフランク・シーランの写真

2001年に撮られたフランク・シーランの写真

 荒くれ者のフランクは酒代を稼ぐために、“ボクシングができるカンガルーを相手に3ラウンド闘えたら100ドル”という企画に参加したという。

 フランクはその時のことを「カンガルーがしっぽで自分を守るとは知らなかった」と回想している。そして、この時の試合にいたのが、将来妻になったメアリーだった。

 そんな映画、『アイリッシュマン』は、Netflixで配信中。カンガルーもぜひチェックしてみて。(フロントロウ編集部)

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