ミュージカル界にセンセーションを巻き起こし、映像化が待ち望まれていた傑作ミュージカル『イン・ザ・ハイツ(原題:In the Heights)』の予告編が公開された。(フロンントロウ編集部)

『イン・ザ・ハイツ』の予告編が解禁

 トニー賞で最優秀作品賞を含む4冠とグラミー賞で最優秀ミュージカルアルバム賞を受賞し、ミュージカル界にセンセーションを巻き起こした傑作ミュージカル『イン・ザ・ハイツ(原題:In the Heights)』。

 同作はピューリッツァー賞、グラミー賞、エミー賞、トニー賞など、ありとあらゆる賞を受賞するリン・マニュエル・ミランダが原案のみならず製作、作詞・作曲を担当したミュージカルで、リンの処女作にしながらトニー賞で作品賞と楽曲賞を含む4部門を受賞(13部門ノミネート)され国内外で高い評価を受けていた。長い間映像化が望まれるも実現しなかったが、今回いよいよ待望の映画化されることが決定し、先日には予告編も公開された。

画像: ミュージカル界を脅かせた『イン・ザ・ハイツ』の予告編が公開!予告編解禁前にはイベントも

 じつはこの予告編が解禁される前夜には、特別なイベントが行なわれたいた。

『イン・ザ・ハイツ』のキャストはドリームチーム

 映画の舞台となったワシントン・ハイツで、つまり、正に『In TheHeights』にて、映画の予告編が世界に解禁される前夜に特別なイベントが行なわれた。会場ではプエルトリコ&ドミニカンリパブリックにちなんだお酒や食べ物が振る舞われ、リン・マニュエル・ミランダをはじめ監督のジョン・M・チュウ、そしてキャストが勢揃い。予告編と舞台裏の映像が上映された後、ダンスまで披露される特別なイベントとなった。

画像1: 『イン・ザ・ハイツ』のキャストはドリームチーム

 リンは開口一番「今日みんながここに集まってくれて本当に嬉しい。このアップタウンまで来てくれて嬉しいんだ。僕がこのショーを書き始めたのは19歳の時。ここからたった6ブロックのところにある両親と住んでいたんだ」と話し、この日集まったキャストについては、「本当にここにはドリーム・チームが集まってくれた。本当に本当に夢の夢の夢のチームなんだ」と熱く語った。

画像2: 『イン・ザ・ハイツ』のキャストはドリームチーム

 また大ヒット映画『クレイジー・リッチ』で監督を務め、『イン・ザ・ハイツ』でも指揮をとるジョンは、今回リンの作品を手がけるにあたり、「現代のシェイクピアと仕事できるわけだから、みんなが僕を嫉妬している(笑)このショーは何年も前に観たんだけど、その時に自分の家族を思い出した。僕も移民の家庭で育ったからね。コミュニティや、サバイバルするための戦い、そして夢を見る権利というのが、僕にとってはこの作品の全てだった。そしてそれはアメリカの物語だと思えたんだ。だからこの映画をどうやって映画にすればいいか僕には分かる。どうやって表現すればいいか分かる、と言ったんだ」と映画化するにあたり自分自身と重ね合わせたことを明かした。

画像3: 『イン・ザ・ハイツ』のキャストはドリームチーム

 そして「観てくれた人が世界を変えたいと思わなかったら僕が世界を変えることはできない。だけど、種を植えることの力を過小評価してはいけない。この映画は、驚くほど美しい種だと思う。その種は多くの人の心を変えることができると思うんだ。そして、今日ここがその出発点だ。ここから広げていこう!」と、熱く語った。

画像4: 『イン・ザ・ハイツ』のキャストはドリームチーム

 ミュージカル界を驚かせた『イン・ザ・ハイツ』の映画版は、アメリカで2020年6月26日に公開され、後を追うように日本でも2020年夏に公開されることが決定している。(フロンントロウ編集部)

Photo:© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved

This article is a sponsored article by
''.