2010年代もそろそろ終わり。年末年始の休みの間に過去10年の間に人気を集めた作品を楽しんでみない?(フロントロウ編集部)

ティーンを夢中にさせた5作品が気になる

 年末年始に入り、長い休みがとれる時期。そんな休み中に見たい、2010年代にティーンが夢中になった小説が原作の映画5作品をご紹介。

『きっと星のせいじゃない』

 映画『きっと、星のせいじゃない。』は、ベストセラー小説『さよならを待つふたりのために(The Fault in Our Stars)』が原作。全世界で約300億円以上の興行収入を記録する大ヒットとなった作品は、末期のガン患者である少女ヘイゼルと、骨肉腫と闘う少年ガスが、死を身近に感じながら日々を生きる姿を美しく描く。

画像: ©TEMPLE HILL ENTERTAINMEMT / Album/Newscom

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 病気がテーマの映画ながらも、涙だけではなくユーモアがたっぷり詰まって心温まる同作は、「死」よりも「生」を見つめた深いストーリーとして人気を集める。

 「生きていれば傷つくこともあるけど、その相手は選べる」など、切なくもロマンチックなセリフの数々にも注目。


『ウォールフラワー』

 スティーヴン・チョボスキー著の『ウォールフラワー(The Perks of Being a Wallflower)』は、2012年に映画化。それぞれが何らかの問題を抱え、傷つきながらも、お互いを受け入れながら成長する高校生の友情と彼らの気持ちを繊細に描く。同性愛やドラッグ、自殺といったシリアスなトピックスがテーマだけれど、作品を見終われば、きっと晴れやかな気分になる青春物語。

画像: ©SUMMIT ENTERTAINMENT / Album/Newscom

©SUMMIT ENTERTAINMENT / Album/Newscom

 映画には、俳優エマ・ワトソンエズラ・ミラーなど、今をときめく俳優たちが名を連ねる。


『ヘイト・ユー・ギブ』

 映画『ヘイト・ユー・ギブ』は、アメリカで大きな反響を呼んだヤングアダルト小説「ザ・ヘイト・ユー・ギヴ あなたがくれた憎しみ(The Hate U Give)」が原作。2018年にアマンドラ・ステンバーグ主演で映画化された。

画像: ティーンを夢中にさせた5作品が気になる

 幼馴染が警察官に撃たれるところを目撃してしまったアマンドラ演じる女子高生スターが、その事件後、白人警官の行為を正当化するために、友人を悪人に仕立てあげようとしていることを知り、“真実”を伝えるために裁判で証言台に立つことを決意。

 友人のために立ち上がる少女の奮闘を描く勇気と希望の物語は、人種差別などの社会問題に切り込み、ティーンを中心に大きな話題を呼んだ。


『好きだった君へのラブレター』

 ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー作家ジェニー・ハンの小説『To All the Boys I've Loved Before』を映画化した、Netflixオリジナル映画『好きだった君へのラブレター』。男の子を好きになるたびにこっそりラブレターを書き、見つからないようにしまっていた夢見がちでシャイな女子高生ララ・ジーンが主人公のラブコメディ。

 ある日、出すつもりのなかったララ・ジーンの手紙が、なぜか本人たちに届けられ、妄想だったはずの恋が思わぬ展開に…!キュートなシーンがいくつも登場する同作は大ヒットを記録し、2020年の2月12日には、シリーズ2作目となる『好きだった君へ:P.S.まだ大好きです』が全世界のNetflixで配信開始。さらに、3作目となる『To All the Boys: Always &Forever, Lara Jean(原題)』の制作も決まっている。


『スウィート17モンスター』

 高い評価を受けた同名のグラフィックノベルを元に、2016年に俳優でシンガーのヘイリー・スタインフェルド主演で映画化された『スウィート17モンスター(The Edge of Seventeen)』。

画像: ©GRACIE FILMS / Album/Newscom

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 ヘイリー演じる17歳の少女ネイディーンは、恋に恋する妄想だけがいつも空まわり。自分のすべてだと思っていたたった1人の親友が人気者の兄と恋に落ち、完全に疎外感を味わうことになり、とんでもない行動に…。

 辛口批評で知られるアメリカの「ロッテン・トマト」で、95%フレッシュという高評価を得た同作。ヘイリーは劇中での演技が評価され、ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞にノミネートされた。

 大人も楽しめるベストセラー小説が原作の映画。時間がとれる休みの機会に、ぜひチェックしてみては。(フロントロウ編集部)

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