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モデル兼俳優のハンター・シェイファーが披露した“東京の夜景”にインスピレーションを得た近未来風な「中指」にウットリ。(フロントロウ編集部)

「日本」にインスパイアされたルック

 10代後半から20代前半のいわゆる“Z世代”と呼ばれる若者たちのダークな青春を描いたHBOの大ヒットドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』に出演しているトランスジェンダーのモデル兼俳優のハンター・シェイファーが第77回ゴールデン・グローブ賞のアフターパーティーで披露した、異色の「中指」に視線が集中。

 全体的に日本をイメージしたという装いやメイクのアクセントとなった、近未来的なハンドジュエリーが、今後、トレンドとして人気に火が尽きそうだと話題になっている。

ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』のワンシーンより。主演は映画『グレイテスト・ショーマン』でも知られるディズニーチャンネル出身の俳優兼シンガーのゼンデイヤが務める。

 モデルとして現役で有名ブランドのランウェイを歩くこともあるハンターは、独創的でモダンなデザインが特徴のブランド、リック・オウウェンス(Rick Owens)のイエローのストラクチュラルなジャケットと両サイドに深くスリットが入ったスパンコールのロングスカートという、超難易度の高いルックでアフターパーティーに参戦。

画像1: 「日本」にインスパイアされたルック
画像2: 「日本」にインスパイアされたルック
画像: 『ユーフォリア/EUPHORIA』のキャストたちと。左から:シドニー・スウィーニー、バービー・フェレイラ、ハンター、モード・アパトー。

『ユーフォリア/EUPHORIA』のキャストたちと。左から:シドニー・スウィーニー、バービー・フェレイラ、ハンター、モード・アパトー。

 そして、手元にはキラキラ光るクリスタルでデコられた中指を強調するようにヌードカラーのサテンリボンを結ぶという、ほかではあまり目にしたことのないアレンジで思う存分個性を発揮した。

画像3: 「日本」にインスパイアされたルック
画像4: 「日本」にインスパイアされたルック

 この日のハンターのメイクと指先のデコレーションを担当したメイクアップアーティストのサンディー・ガンザーは、リック・オウエンスのセットアップを見て、以前訪れた日本の風景を思い出したのだそう。

画像: リック・オウエンスの2020年春夏コレクションのランウェイより。

リック・オウエンスの2020年春夏コレクションのランウェイより。

 光沢のあるイエローのジャケットは京都で見た「金閣寺」、流れるようなスパンコールのスカートは静岡県で見た「河津七滝」を彷彿とさせると感じたサンディーは、桜の色をイメージしたピンク色のチークや蓮の花に似たラベンダー色のアイシャドウを使ってミニマルなメイクを完成させた。

 さらに、サンディは「東京で見た魔法のような夜景の輝きをプラスしたくて、スワロフスキーやクリスタルを彼女の指に1つ1つ手作業で貼りつけました」と、ハンターのキラキラ光る中指のインスピレーションについても告白。インスタグラムストーリーでは、作業中の様子を撮影した写真も公開していた。

 すべて日本発のビューティーブランド、資生堂のコスメを使って仕上げられたというハンターのメイクには、「完璧!」、「憧れる」といった絶賛コメントが殺到。若者たちの新ファッションアイコンとして、めきめきと頭角を現しているハンターが取り入れたこのハンドジュエリーは、今後、「普通のジュエリーでは飽きた」という人々の間で流行するかも。(フロントロウ編集部)

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