Netflixのオリジナルドラマ『YOU―君がすべて―』で、主人公のジョーを演じたペン・バッジリーが、話題沸騰中のシーズン2のエンディングについて思いがけない言葉を口にした。(フロントロウ編集部)

※この記事には『YOU―君がすべて―』シーズン1とシーズン2のネタバレが含まれます。

『YOU』シーズン2の結末に不満?

 社会現象を巻き起こしたドラマ『ゴシップガール』で小説家志望のダン・ハンフリーを演じたペン・バッジリーが出演する、Netflixの新作ドラマ『YOU―君がすべて―』のシーズン2が話題沸騰中。

 ペンがニューヨークの本屋で働く“ストーカー男”のジョーを演じるドラマ『YOU』は、運命の人と思う女性を手に入れるためならばどんなことでもする、ジョーのサイコパスな言動を描いたドラマ。

 シーズン1では、恋に落ちたベックという女性に執拗につきまとうジョーが描かれたけれど、シーズン2では、舞台をロサンゼルスに移し、今度はラブという名前の“ワケあり”女性との不気味な恋愛模様が描かれる。

 サイコ・スリラー作品でありながら、テンポよく進む展開と時にコミカルな演出が視聴者を魅了している同作のシーズン2のエンディングについて、ペンには思うところがあるよう。

画像: 『YOU』シーズン2の結末に不満?

 シーズン2のエンディングは、紆余曲折ありながらもジョーとラブが同じ人生を歩むことを決意するのだが、様々な悪事を犯したジョーが意中の人と“結ばれた”展開に、ペンは当初「がっかりした」とSiriusXMのラジオ番組で語った。

「展開がどこに向かっていくのか知った時、僕はなんというか、がっかりした。自分勝手な理由だけど、もっと意味のある結末に結びつけてほしかった。でも今思えば、シーズン1でベックが死んだ時もそうだったけど、(シーズン2の結末は)最も現実を反映させていて、リアルな世界を正確に描いていると気がついたんだ。ジョーは欲しいものを手に入れられない。彼には自分にふさわしい人が必要だなんて考えられない。彼にふさわしい人なんていない。そういう意味で、完璧なエンディングだった」

 人殺しのジョーが意中の人と“結ばれる”展開に最初は納得いかなかったというペンだが、シーンの最後ではジョーが家の隣人女性をストーキングする姿が映し出され、ジョーの“理想の女性探し”はまだ終わっていないことが暗示される。

 「ジョーは欲しいものを手に入れられない」と、ジョーが幸せそうに見えて真の幸せを見つけられない男であることを理解したペンは、最終的には「完璧なエンディングだった」と結末に満足していることを明かした。(フロントロウ編集部)

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