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シンガーのセレーナ・ゴメスのニューアルバム『Rare(レア)』の収録曲の歌詞に登場する「1460日」という意味深な日数にファンがざわざわ…。 (フロントロウ編集部)

ジャスティンの影を感じる楽曲

 約4年ぶりとなる待望のニューアルバム『Rare(レア)』を1月10日に遂にリリースしたセレーナ・ゴメス

 先行シングルとしてリリースされた収録曲「Lose You to Love Me(ルーズ・ユー・トゥー・ラブ・ミー)」と「Look At Her Now(ルック・アット・ハー・ナウ)」の2曲が、長きにわたってアップダウンの激しい恋模様を繰り広げた元恋人のジャスティン・ビーバーとの決別を歌った楽曲だとウワサされ、セレーナの胸の内を表現したと思われるエモーショナルな歌詞も話題になったが、アルバム『Rare』には、それ以外にも、ジャスティンの影を感じさせる楽曲がいくつも含まれている。

画像: アルバム『Rare(レア)』

アルバム『Rare(レア)』

 その代表的な楽曲がアルバムタイトルにもなっている「Rare(レア)」。関係が破綻の一途をたどっている恋人に「どうして私が“レア”だということに気づいてくれないの?」と訴えかける同曲の歌詞の全訳を含む解説は、すでにフロントロウでお伝えしたが、もう1曲、ファンたちに「これは、絶対にジャスティンのことを歌った楽曲」と言わしめている曲がある。

 それが、アルバムの終盤に収録されている、R&Bやソウルミュージックの影響が感じられるスロージャム「Cut You Off(カット・ユー・オフ)」。

 「あなたを頭の中から追い出さなきゃ、今すぐ/あなたを切り捨てなくちゃ/あなたがいない時は考えすぎずに、ただ前進できる」と、もはや重荷になっている恋人との決別を決意する歌詞が並ぶ「Cut You Off」の序盤には、こんなフレーズが。

「鏡にぐっと近づいて、自分の顔をじっと眺めて/余計な体重(重荷)を落とさなきゃなって/私が1460日間もずっと抱え続けてるやつね/白紙にもどさなくちゃ」

 この一節に登場する「1460日間」という日数に思わず反応してしまうファンが続出している。


1460日=4年

 というのも、1460日という日数を年数で換算してみると、約4年。あるファンは、これは、セレーナとジャスティンがくっついたり離れたりを繰り返しながらも、交際していた期間の通算と一致すると指摘。

 これに、多くの人々が「確かに!」、「なるほど」と納得し、さらに、「Cut You Off」の共同制作者であるシンガー・ソングライターのライザ・オーウェンが、「この曲は、“名前を言うべきでない、クソ野郎男子”に向けた曲」とリリースに合わせて解説したことから、セレーナがこの曲で歌っている“重荷になっている恋人”の正体は、ジャスティンに間違いないと推測している。

画像: セレーナとジャスティンは、ジャスティンが2018年にモデルのヘイリー・ビーバーとの結婚を発表するまでの約10年間、くっついたり離れたりを繰り返していたが、その交際期間を通算すると約4年だと言われている。

セレーナとジャスティンは、ジャスティンが2018年にモデルのヘイリー・ビーバーとの結婚を発表するまでの約10年間、くっついたり離れたりを繰り返していたが、その交際期間を通算すると約4年だと言われている。

 しかし、もう一方では、セレーナが前アルバム『Revival(リバイバル)』をリリースしてから、『Rare』を出すまでの期間もちょうど4年だと指摘し、ジャスティンとの恋愛にまつわるゴタゴタだけでなく、持病の全身性エリテマトーデスとの闘病や、その合併症を発症したことにより余儀なくされた腎臓移植手術、そして、一時は精神科病院に入院するほど悪化してしまったメンタルヘルスの問題など、この4年間の間にセレーナの身に起きた、すべてのトラブルを総称して“重荷”と表現しているのではないかといった、より深い見解を示すファンもいる。

腎臓移植手術直後のセレーナとドナーとなった親友で俳優のフランシア・ライザ

 「1460日」という日数にまつわる真相は分からないものの、セレーナ自身は、『Rare』の発売当日に行なわれたiHeartRadio主催のファンを交えたリリースイベントで、「Cut You Off」についてこんな風に語っている。

「これも、拒絶の歌。2つめのバースでは、もしも自分の足を引っ張る何かが無ければ、私はもっといろんな場所に言ったり、いろんな事にチャレンジできるのにと説明してるの」

 今後も、まだまだ歌詞に込められたさまざまなヒントやメッセージが物議を醸しそうなセレーナの『Rare』。「正直に言うと、このアルバムに向き合うのは悪夢だった」と語るほど、全身全霊で自分の心と向き合った同作について、セレーナは、「最高の形に完成させることができた」と自画自賛している。(フロントロウ編集部)

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