全米映画俳優組合が主催するSAGアワードが日本時間2020年1月20日に開催され、映画『ジョーカー』のホアキン・フェニックスが主演男優賞を受賞。ホアキンは、ライバル候補者全員と映画『ダークナイト』でジョーカーを演じたヒース・レジャーにコメントを述べた。(フロントロウ編集部)

ゴールデン・グローブ賞に続き主演男優賞のホアキン・フェニックス

 日本時間2020年1月20日に開催されたアメリカの映画祭“SAG”(全米映画俳優組合)で、映画『ジョーカー』のホアキン・フェニックスが主演男優賞を受賞した。

画像: ゴールデン・グローブ賞に続き主演男優賞のホアキン・フェニックス

 『ジョーカー』はベネチア国際映画祭の最高賞である金獅子賞受賞を皮切りに、さまざまな賞でノミネートや受賞をしており、主人公のアーサー・フレック(ジョーカー)を演じるホアキンもゴールデン・グローブ賞で主演男優賞を獲得する栄誉に輝いている。

 そんなホアキンが今回の受賞に際して行なったスピーチが、素晴らしいと話題に。

ライバル候補者全員に一言コメント

 ホアキンは主演男優賞にノミネートされていたライバル候補者全員に一言コメントをした。

 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のレオナルド・ディカプリオには、「(昔はオーディションで)いつも1人に負かされていた。俳優にとっては驚異だったから、みんな彼の名前を言いたがらなかったよ。でもキャスティングディレクターはいつもレオナルドだって言っていた。このレオナルドってやつは誰だ?。25年間僕と多くの人々にインスピレーションを与え続けてくれてありがとう」と、勝利の喜びを表したホアキン。

画像1: ライバル候補者全員に一言コメント

 『フォードvsフェラーリ』のクリスチャン・ベールに対しては「君はいつも僕が夢見てるような素晴らしい姿で役にのめり込む。そして絶対に悪いパフォーマンスはしないから、もはや怒りを感じる。一回ぐらいしてくれればいいのに。1回だけでいいから失敗しないか。きっと最高だと思うよ」と爆笑コメント。

画像2: ライバル候補者全員に一言コメント

 『マリッジ・ストーリー』のアダム・ドライバーに対しては、「ここ数年間キミを見てきたけど、美しく、ニュアンスがあり、信じられないほど深みのある演技を披露してくれたよね。きみがここ(※受賞のステージ)に立つべきだ」と、後輩の活躍を称賛。

画像3: ライバル候補者全員に一言コメント

 最後に、『ロケットマン』のタロン・エジャトンに「タロン、君の幸せを喜んでいるよ。映画での君は本当に素晴らしかった。君のために喜んでいる。君のこれからの活躍が待ちきれないよ」と激励した。

画像4: ライバル候補者全員に一言コメント

ジョーカーを演じた『ダークナイト』のヒース・レジャーにもコメント

 最後にホアキンは、2008年の映画『ダークナイト』でジョーカーを演じながらも、28歳の若さで亡くなったヒース・レジャーに対してもコメント。

画像: ジョーカーを演じた『ダークナイト』のヒース・レジャーにもコメント

 「今日ここにいるのは、最もお気に入りの俳優であるヒース・レジャーのおかげ」と、“ジョーカー”というキャラクターを演じた俳優の中でもとくに人気のある俳優、ヒースに賛辞を述べた。

画像: 2006年に撮影されたヒース・レジャー(左)とホアキン・フェニックス(右)

2006年に撮影されたヒース・レジャー(左)とホアキン・フェニックス(右)

 ホアキンの次なる決戦場は、2020年2月10日に開催されるアカデミー賞。(フロントロウ編集部)

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