『キャッツ』他キャストを圧倒した2人の俳優
映画『キャッツ』では、世界三大バレエである英国ロイヤル・バレエのプリンシパルを務めるフランチェスカ・ヘイワードが主役ヴィクトリアを演じ、シンガーのテイラー・スウィフトやジェイソン・デルーロ、人気司会者のジェームズ・コーデン、人気俳優のイドリス・エルバやレベル・ウィルソン、そしてトップダンサーのレ・トゥインズやロバート・フェアチャイルドという超豪華な顔ぶれがそろった。
しかし、そんな有名人たちでもなお、ある人が現場入りした際にはみんなで緊張してしまったという。フロントロウ編集部のインタビューで、フランチェスカがこう明かしてくれた。
「私も他のみんなも、スターが来た!ってなってしまったのは、ジュディ・デンチとイアン・マッケランが初めて現場に来た時。ロイヤルファミリーに会うようなものだったの。ダンサーもキャストも、みんなすごく変な動きをしてた(笑)。2人が入ってきた時には、みんなで一列になってお辞儀とカーテシー(※)をしそうだったもの」
※女性が王族に対して行なう挨拶
フランチェスカ、ジュディとイアンとの関係
ジュディ・デンチとイアン・マッケランといえば、今では映画俳優としても有名だけれど、これまで数々の舞台に出演してきたイギリスを代表する舞台役者であり、その功績からデイムとサーの栄誉称号を受勲している。演技の仕方は違えど、舞台という場所で踊ってきたフランチェスカにとって、舞台で演技してきたジュディとイアンは大先輩。
そんな2人を前に緊張してしまうのは当然のこと。しかし撮影で関わっていくうえで、2人は「普通の人」だと気がついたというフランチェスカは、最後におちゃめにこう話してくれた。
「(敬称である)サーとかデイムって呼ばなくて良いって気がついたよ(笑)」
フランチェスカが白猫ヴィクトリアを、そしてジュディがデュトロノミー、イアンがガスを演じた映画『キャッツ』では、大御所俳優達の猫姿も見どころの1つ。(フロントロウ編集部)