ストレスを緩和する「アダプトゲン」に注目
グウィネス・パルトロウなど美容界のトレンドセッターであるセレブたちが以前からいち早く取り入れていた「アダプトゲン」が、本格的にトレンドの予感。
アダプトゲンとは、ストレスに適応するのを助けて抵抗力を高める働きがあるハーブ・生薬・薬草のこと。よく知られているものとしては、高麗人参やマカ、冬虫夏草、アシュワガンダなどがあり、古くからインドのアーユルヴェーダや漢方で使用されてきたという。
モデルのカーリー・クロスをはじめ、多くのセレブが訪れるLAのジュースバー「ムーン・ジュース(Moon Juice)」の創業者アマンダ・シャンタル・ベーコンは、「アダプトゲンは、美肌づくりや健康的な体づくりを助ける効果があり、セレブだけでなく日常的に取り入れている人が増えている」と米メディアByrdieにコメント。アダプトゲンを含んだ食事やスキンケアがブームになっているという。
アダプトゲンが美容に良い理由
なぜアダプトゲンでストレスの適応を助けると肌にいいのか。栄養士のステファニー・ロミネによると、アダプトゲンは通称「ストレスホルモン」と呼ばれている「コレチゾール」のレベルを調節する効果があるそうで、その働きによって「様々なストレスの影響を受けづらくすることで美肌へと導いてくれる」とメディアByrdieにコメント。
実は日々のいろいろなストレスが、シミやしわ、ニキビなどの原因になっていることが多く、アダプトゲンを取り入れることで、ストレスに対する抵抗力を高めて、肌荒れや炎症を緩和してくれるという。
ステファニーによると、海外ではアダプトゲンを取り入れたスキンケア製品やサプリメントが数多く発売されており、とくに美肌のためにはアシュワガンダを使っているものがオススメだという。
さらに、アダプトゲンには免疫力やホルモンのバランスを整える働きもあり、体重増加や睡眠不足など様々なトラブルを防ぐ体づくりを助ける効果も。
日本でも、アダプトゲンの植物などを配合したサプリやスキンケア製品が発売されるなど、2020年にブームになりそうな予感。ストレスに着目して美肌にアプローチするアダプトゲンを、いち早くチェックしてみては?(フロントロウ編集部)