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シンガーのセレーナ・ゴメスが、元恋人でシンガーのジャスティン・ビーバーとの関係が終わった時のことや、彼との交際によって負った心の傷について振り返った。(フロントロウ編集部)

「終わり方」への不満をぶつける

 一時的な活動休止期間を経て、先日、待望のニューアルバム『レア(Rare )』をリリースしたセレーナ・ゴメスが、元恋人でシンガーのジャスティン・ビーバーとの関係が終わった時に感じた“不満”や、ジャスティンとの交際によって心に負った傷について、米National Public Radioのインタビューで赤裸々に語った。

 ご存じの方も多いと思うが、セレーナとジャスティンはお互いに10代だった頃から、約10年間にわたってくっついたり離れたりを繰り返していた仲で、2018年7月にジャスティンがモデルのヘイリー・ビーバー(旧姓ヘイリー・ボールドウィン)との婚約を発表するほんの数ヵ月前まで、2人は交際していた。

 これまでジャスティンに散々振り回されてきたセレーナが、昨年10月にリリースした「ルーズ・ユー・トゥ・ラブ・ミー(Lose You To Love Me)」は、腐れ縁ともいえるジャスティンとの関係に本当の意味で終止符を打つ内容になっている。この曲に込められた思いを聞かれたセレーナは、ジャスティンとの関係が終わりを迎えた時、「(相手への)敬意を持った終わり方ではなかったと感じたの。私のなかで『あの時それを言えばよかった』と思うことがいくつかあった」と言うと、続けて「美しい瞬間があったのは事実だし、それを否定するつもりはない。ただ、とても複雑な関係だったから、終わって良かったってことを歌ってるの」と明かし、同曲は過去に区切りをつけて前へ進むことを歌ったもので、憎しみの曲ではないと語った。

 ちなみに、セレーナはインタビューのあいだ終始ジャスティンの名前を出さないようにしていたが、インタビュアーが「今の話はジャスティン・ビーバーのことだよね?」と実名を出すと、ここでもはっきりと肯定するようなことはせず、最後までジャスティンへの配慮を見せると同時に、「(仕事として)実名を出さなければいけないのよね。わかってる」とインタビュアーを気遣う言葉を返した。

精神的に大きなダメージ

 さらに、ジャスティンとの交際は彼女の人生において最もツライ出来事のひとつだったかと聞かれたセレーナは「いいえ」と否定すると、「(ジャスティンの交際を通して)私は強くなることを学んだ。被害者意識のままいることは危険よ」としたうえで、「敬意を持って扱ってもらえなかったというのも違う。そうね…私はある種の虐待の犠牲者だと思ってる」と意味深なコメントを残した。

画像: 精神的に大きなダメージ

 それに対し、インタビュアーが「精神的な虐待?」と聞き返すと、セレーナは「ええ」と返答。「(それが精神的な虐待であったということを)大人として理解しなくちゃいけなかった。それから、自分がこれまでにどのような選択をしてきたのかということもね」と言うと、「この話ばかりして残りの人生を終えるのは嫌だけど、今の私が自分史上最も強いと言えること、そして私がこのツライ状況を最大限の品格を持って乗り越えられたことを誇りに思っている」と答えた。

 ちなみに、ジャスティンは今回のセレーナのインタビューに一切コメントしていないが、2019年9月にインスタグラムに投稿した長文メッセージのなかで、ちょうどセレーナと交際していた19歳の時に「かなり中毒性の強いヘビーなドラッグにハマった」と語っており、薬物の使用が原因で「その頃に経験した恋愛はすべて破綻した。つねにイラついていて、女性に対してものすごく失礼で、怒ってばかりだった。次第に僕のことを愛してくれる人たちと距離を置くようになり、自分という殻に閉じこもるようになっていった」と、当時恋愛関係にあった人を傷つけたことを認めている。(フロントロウ編集部)

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