今年のグラミー賞で5冠を達成した18歳のカリスマシンガー、ビリー・アイリッシュが有名になって初めて、ブリトニー・スピアーズら先輩アーティストたちの“ある行動”が理解できるようになったと明かした。(フロントロウ編集部)

売れっ子ならではの苦悩を知る

 史上最年少でグラミー賞の主要4部門を総なめにし、世界中でセンセーションを巻き起こしているシンガーのビリー・アイリッシュが、売れっ子アーティストの仲間入りを果たしたことで、いわゆる「有名税」の威力を思い知らされたことを、自身が表紙を飾った米Vogueのインタビューで語った。

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 7歳の時に初めて自分で曲を書き、15歳でデビューを果たしたビリーは、幼少期からずっと歌手としてスターダムにのし上がることを夢見ていた。そんな彼女にとって、この若さで成功できたことはまさに願ったり叶ったりだったが、“有名になる”ということにはそれなりの苦労がつきもの。

 ビリーは、人気絶頂期に精神を病んで奇行を繰り返していたブリトニー・スピアーズを例に挙げ、「ファンの側にいた時は、いつも『あの人たちに一体何があったの!?』って思ってた。可愛くて、細くて文句のつけどころが一切ないのに、なぜそれを台無しにするのかがわからなかった。でも、自分がどんどん有名になるにつれて、そうせざるを得なかったんだっていうことがわかった」と明かすと、自身も、ほかの若いアーティストたちの基準になることが嫌で、いっそのこと“スキンヘッドにしてしまおうか…”と思い悩んだ時期があったことを告白。

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 ちなみに、つい先日放送された米CBSの特別番組『The Gayle King Grammy Special(ザ・ゲイル・キング・グラミー・スペシャル)』のインタビューでも、「正直言って、自分は17歳まで生きて到達できないと思っていた」と、華々しいキャリアと成功の裏で様々な苦悩や葛藤を抱えていたことを打ち明けて話題になったビリー。

 ブリトニーら先輩セレブが、“これから”という時になぜ自分たちの評価を下げるような行動を取ったのか、「理解できた」ということは、現在のビリーがあの時の彼らと同じ状況もしくは心境にあるということ。そう考えると、なんだかちょっぴり切ない気もする。(フロントロウ編集部)

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