9トンのコカインを押収し245名の検挙者を挙げるなどの活躍をし、マフィアから約770万円(2億ペソ)の懸賞金を懸けられたコロンビアの麻薬探知犬、ソンブラの活躍が映画化される。(フロントロウ編集部)

伝説級の麻薬探知犬

 コロンビアで凶悪マフィアに大打撃を与えた伝説の麻薬探知犬の物語が映画化されると、米Deadlineによって報じられた。

 主人公は、コロンビア警察の麻薬撲滅部隊に所属しているメスのジャーマンシェパード、「ソンブラ」。

 ソンブラは、コロンビアで最大勢力を誇る犯罪組織のひとつ、ウラベノスから約770万円(2億ペソ)もの懸賞金をかけられている。なぜなら、これまでにソンブラはウラベノスの密輸するコカインを9トンも押収し、245人もの犯罪者を検挙したため。

 ソンブラはこれまでに少なくとも300の作戦に参加。その勇気と功績を称え、2つのメダルが授与されている。そんなスゴ腕の警察犬に頭を悩ませた犯罪組織が、ソンブラに800万円近い懸賞金をかけて、ソンブラを排除しようとしたというワケ。

 コロンビア国家警察はソンブラに懸賞金がかけられた当時、ソンブラが懸賞金をかけられるほど麻薬王を翻弄したことを誇らしげにツイート。しかしその後、任務のせいで身に危険が及んだソンブラの安全を確保するため、国際空港での任務に配置替えさせたという。

映画の内容は?

 そんな伝説の麻薬捜査犬・ソンブラの物語が、映画化されることになった。ソンブラと彼女のハンドラーが、ソンブラの殺害・誘拐計画をたてる犯罪組織と闘うという映画のストーリーは、The Washington Postによるソンブラの特集記事がベースになる予定で、ほぼ事実に即したものになるという。

 プロデューサーは、映画『フュード/確執 ベティ vs ジョーン』や『ライリー・ノース -復讐の女神-』に携わったレニー・タブと同じく『ライリー・ノース』のクリストファー・タフィン。

 公開日など詳細は未定。(フロントロウ編集部)

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