『アラジン』続編の制作が始動
1992年に公開されたディズニーアニメ映画『アラジン』を実写化し、大ヒットを記録した映画『アラジン』の続編が本格始動している。
主人公のアラジンをメナ・マスードが、ジャスミン姫をナオミ・スコットが、そしてジーニーをウィル・スミスが演じた同作の続編は、前作でメガホンを取ったガイ・リッチー監督が再び監督として指揮をとるほか、メインキャラクターの3人も続投するという。
米Hollywood Reporter によると、映画スタジオのウォルト・ディズニーは脚本家にジョン・ゲイテンズと、アンドレア・バーロフを起用し、新たなストーリーを描いていくという。
ジョンは、映画『夢駆ける馬ドリーマー』や『フライト』、『リアル・スティール』といった脚本を手掛けた人物。一方のアンドレアは、アイス・キューブやドクター・ドレーたちによって結成された伝説的ヒップホップ・グループN.W.A.の歴史を描いた自伝映画『ストレート・アウタ・コンプトン』の原案・脚本を手掛けたことで有名。
彼らによって『アラジン』の続編がどのように描かれるのか注目だが、ディズニーのプロデューサー陣は続編のアイディアのひとつとして、「アラビアンナイト」の名称で知られるイスラム世界で古くから伝わる物語を集めた『千夜一夜物語』を参考にしているという。
2019年に公開された実写映画『アラジン』は、オリジナルのストーリーをベースとしながらも、ジャスミン姫を現代社会に合わせて“自立した強い女性像”に変更。また原作にはいなかった親友ダリアを登場させ、女性のエンパワーメントを応援する物語に調整したことで大絶賛された。(フロントロウ編集部)