写真は毛穴やキメが気になる…
普段は気にならないのに、写真に映るとなぜか悪目立ちする「小じわ」、「毛穴」、「キメの乱れ」。近年では、毛穴までしっかり映る高画質なカメラが増えたこともあり、ますますカメラが苦手になった…という人も多いはず。
しかし、そこで不思議に思えてくるのが、日ごろからカメラの前に立つトップモデルたち。彼女たちは、いつ撮られても毛穴やキメの乱れを感じさせないパーフェクトなベースメイクをしている。この違いは何だろうか。その秘密は、なんと「ファンデーション」の塗り方にあるという。
毛穴まで隠すプロのテクニック
たしかに人前に立つトップモデルたちのなかには、スキンケアに並々ならぬこだわりを持つ人もいる。しかし、どんな人でもすべての日において“完璧な肌状態”を保つことは難しい。
そこでメイクアップアーティストたちによって生み出されたのが、カメラ映りが飛躍的に良くなるファンデーションの塗り方、「バッフィング」というテクニック。
気になる「バッフィング」とは?
バッフィング(Buffing)とは、英語で「研磨する」という意味を持ち、その名の通りに“肌を磨き上げること”を目的としたファンデーションの塗り方。
トップモデルたちのメイクを手掛ける一流メイクアップアーティストのシャーロット・ティルブリーは、「この塗り方は、肌に自然なツヤ感を残しつつ、スッと肌に溶け込んでシームレスな仕上がりになる」と話し、だれでもカメラ準備バッチリな肌になれると豪メディアBeauty Crewでコメント。
しかもその方法も、いたって簡単。まずファンデーションとふわふわのメイクブラシを用意。次にファンデーションを塗っていくのだけれど、ここからが「バッフィング」のポイント。通常、ブラシを使ってファンデーションを塗る際は、“滑らせるように”塗ることが多いけれど、プロいわく、それだと余計に毛穴が目立ってしまうという。
一方で「バッフィング」の塗り方は、滑らせるのではなく「塗りこむこと」。
小さな円をたくさん描くように、小刻みにブラシをクルクル回してファンデーションを塗りこむことで、毛穴や肌のキメまでしっかりカバーされ、高画質カメラにも負けないベースメイクに仕上がるのだそう。
実際シャーロットはヴィクトリアズ・シークレットのファッションショーのメイクを担当した際も、この「バッフィング」の塗り方でベースメイクを施したと話しており、結果はもちろん、カメラ映りバッチリのパーフェクトな出来栄え!
ちなみにこちらのファンデーションテクは、リキッド、パウダーを問わず活用できるそう。カメラ映りが気になっている人は試してみる価値あり。(フロントロウ編集部)