肌タイプって変わるの!?
スキンケア製品を選ぶ際、皆さんは何を基準にして選んでいるだろうか?
もちろん例外はあるけれど、ほとんどの人が乾燥肌、敏感肌、脂性肌、混合肌などの「肌のタイプ」を目安に選んでいるはず。しかし驚くことに、専門家によると肌タイプは変化するものだという。
ニューヨーク市のマウントサイナイ病院に勤務する皮膚科医ミシェル・グリーン医師は、「肌のタイプは、環境要因、年齢、ホルモン、その他の健康上の理由によって変化することがある」と説明し、例えば脂性肌から乾燥肌に変わるなど、いつの間にか肌タイプが変化していることは珍しいことではないと米メディアByrdieで明かした。
スキンケアが逆効果に?
肌タイプが変化すると何が起こるかというと、今まで信頼して使っていたスキンケア製品が、なんと肌に合わなくなるのだそう!
実際にグリーン医師は「同じ製品を何年も使って上手くいってたからといって、いつも同じ結果が得られるわけではない」と話し、さらに「肌タイプに合わないものを使い続けると、肌のpHバランスが崩れて逆効果になることがある」と説明。
具体例を挙げると、例えば乾燥肌専用のスキンケア製品を使ったとしよう。当然、肌が乾燥している間は効果を発揮する。しかし、時間とともに、なんらかの拍子で脂性肌になってしまうと、そのスキンケア製品は、逆に毛穴のつまりや肌荒れを引き起こす原因になってしまうのだという。
そのため、いつもと同じスキンケア製品を使っているのに、なんだかピリピリする、肌荒れをするようになったと感じたら、もしかしたら知らないうちに肌タイプが変わってしまっているのかも。
お手入れを見直そう!
もしそうなった場合は、スキンケアの習慣を見直すのがベスト。
グリーン医師は「肌のごわつきやざらつきが気になる場合は、いつものお手入れにピーリングやスクラブをプラスするのもひとつの手。肌のターンオーバーを促してくれるからね。もし肌が油っぽいと感じるなら、さっぱりした軽い化粧水やクリームに変えてもいいと思う」とアドバイス。
でも、だからといってスキンケアを一斉に変える必要はない。私たちの肌はさまざまな要因に影響されているため、どんな理由やタイミングでまた変化するか予測ができない。そのため重要なのは、“今”の肌タイプはどれで、それを補うには“今”どんなスキンケア製品が必要なのかを学ぶことだとグリーン医師も話している。
もし自分の使っているスキンケア製品の良し悪しが判断できない場合は、皮膚科医など専門家に相談するのがオススメ。(フロントロウ編集部)