ドイツの市ハーナウにて、LEGOおばあちゃんとして人気を博しているおばあちゃんがいる。レゴを通して町の人々を幸せにしているおばあちゃんの行動とは?(フロントロウ編集部)

62歳のLEGOおばあちゃん

 ドイツのハーナウに暮らす62歳のリタおばあちゃんは、25年前に事故にあって以来、車いすで生活してきた。そして、生まれ故郷であるハーナウにはまだまだ車イスではアクセスしにくいカフェやショップがあることに頭を悩ませていたという。

 そこでリタおばあちゃんは、なんとレゴピースを使って車いす用のスロープを制作することに。

 1つのスロープに必要なレゴピースは数百個。周囲からレゴピースを寄付してもらいながら、夫であるおじいちゃんの助けを借りて、1日最大3時間を作業にあてているそう。

画像: ©Rita Ebel/Facebook

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画像: レゴ・スロープ製作にはリタおばあちゃんの夫も協力している。©Rita Ebel/Facebook

レゴ・スロープ製作にはリタおばあちゃんの夫も協力している。©Rita Ebel/Facebook

 そんなおばあちゃんの努力のおかげで、ハーナウ市のあちこちには、赤、黄色、青、白、黒とカラフルなレゴカラーでできたスロープが登場。住民たちのあいだで話題になり、リタおばあちゃんには「LEGOおばあちゃん」というあだ名までついた。

 しかもリタおばあちゃんはすべてのレゴ製スロープを無料で寄贈しており、「どんな商売であっても、私たちのスロープがほしいと言ってもらえると嬉しいです。スロープは無料で提供しています。このキャンペーンを通して利益を得たいと思っている人はひとりもいませんからね」と、ドイツ紙Hanauer Anzeigerに語った。(フロントロウ編集部)

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