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セレブたちが彫ってしまった、ちょっと恥ずかしい「タトゥーの失敗談」を特集。思わず笑ってしまったり、首を傾げたくなるタトゥーを彫ってしまったセレブたちはその後どうした?(フロントロウ編集部)

意外と多いタトゥーの失敗談

 タトゥーに対して偏見が少なく、ファッションの一部として気軽に楽しむ人が多い海外では、何かの節目に合わせて、好きな言葉やモチーフを体に刻む人が多数。

 とくに、レーザーを使って気に入らないタトゥーを除去したり、上から別のタトゥーでカバーして修正できるよう技術が進歩した昨今では、「一生モノだから」と特に気負うことなく、思いつきでタトゥーを入れてしまうセレブも後を絶たない。

 そんなセレブたちの中には、下調べが足りないばかりに、言葉そのものの意味や文法などが間違ったタトゥーを入れてしまう人もしばしば…。

 セレブたちが体験したタトゥー失敗談を紹介。

オーランド・ブルーム
まさか!自分の息子の名前を間違える

画像1: オーランド・ブルーム まさか!自分の息子の名前を間違える

 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』や『ロード・オブ・ザ・リング』で知られる俳優のオーランド・ブルームが、前妻でモデルのミランダ・カーとの長男フリン君(9)の名前をモールス符号で表記したタトゥーを入れたものの、本来の「Flynn」ではなく「Frynn」とスペルミスをしてしまうというハプニングが。

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new #tattoo can you guess who?

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 その後、オーランドは、この間違いがPinterest(ピンタレスト)<※>で見つけた正しくないモールス符号表を参照したために起きたミスであることを説明しつつ、「やっと間違いを正せたよ! どうやったらあんなミスができるんだ?」とおどけながら、欠けていたドットを付け足してタトゥーを修正したことを報告した。

※ネット上で見つけた写真を保存しておけるピンボード形式の写真共有SNS


アリアナ・グランデ
省略しすぎ?「 七輪タトゥー」

画像2: オーランド・ブルーム まさか!自分の息子の名前を間違える

 大きな波紋を呼んだタトゥー失敗談として記憶に新しいのが、日本好きが高じて入れた漢字のタトゥーが思わぬ笑いのネタになってしまったシンガーのアリアナ・グランデのうっかりミス。

 2018年にリリースした楽曲「7リングス(7 Rings)」にちなみ、手のひらに自身の新曲「7リングス(7Rings/七つの指輪」にちなんだタトゥーを入れたつもりが、誤訳のため、「七輪」と、日本では焼肉用器具の「七輪(しちりん)」とも解釈できるタトゥーに仕上がってしまった。

画像: ©Ariana Grande/ Instagram

©Ariana Grande/ Instagram

 世間からの指摘を受けて、アリアナは、その後、「七輪」の下に「指」と「ハートの絵文字」のタトゥーを追加。「ちょっとはマシになったでしょ」と報告したが、痛みを感じやすい手のひらにタトゥーを彫るのは、かなりの激痛だと明かし、修正の際には、局所麻酔をかけて臨んだことを報告していた。


リアーナ
フランス語でおしゃれにするつもりが…

画像3: オーランド・ブルーム まさか!自分の息子の名前を間違える

 
小さなものから大きなものまで、体の至るとこにタトゥーが入っているシンガーのリアーナは、2010年に首筋にフランス語で「rebelle fleur」という繊細な文字のタトゥーをゲット。

 予定では、「反抗的な花」という意味にしたかったとみられるこの言葉は、フランス語の文法的には正確でなく、本来ならば名詞よりも形容詞が先にくる「fleur rebelle」と表記されるべきだった。

画像4: オーランド・ブルーム まさか!自分の息子の名前を間違える

 このことを指摘されたリアーナは、「反抗的な花(形容詞+名詞)」ではなく「反抗/花(名詞+名詞)」と訳すなら、「rebelle fleur」でも間違いではないと反論。その後、2012年には、このタトゥーにちなんだ香水「レベル・フラー(REB'L FLEUR)」を発表したほか、それから10年経った現在でも修正することなく、そのままの表記を貫ぬいている。


エド・シーラン
友人俳優にまんまとハメられる

画像5: オーランド・ブルーム まさか!自分の息子の名前を間違える

 大好きなハインツ(Heinz)のケチャップから、子供の頃のあだ名だった「テディ」に由来するテディベア、そして2011年にリリースした楽曲「レゴ・ハウス」にちなんだレゴ人形など、ゆるキャラから、「なぜ、それをタトゥーにしようと思ったのか?」と首を傾げたくなる独特のモチーフまでとにかくたくさんのタトゥーが体中を埋め尽くしているシンガーのエド・シーラン

 そんな彼の失敗は、彼自身に責任があるのではなく、一緒にタトゥーを入れに行った友人で映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』の俳優シアーシャ・ローナンが仕組んだ罠によるものだった。

画像6: オーランド・ブルーム まさか!自分の息子の名前を間違える

 シアーシャは、エドが2017年にリリースした楽曲「Galway Girl(ゴールウェイ・ガール)」のMVに出演。MVには、エドがシアーシャに付き添われて同曲のタイトルのタトゥーを入れるシーンがあるが、シアーシャは後半部分をわざと「Girl(女の子)」ではなく「Grill(グリル)」と表記して下書き。タトゥーアーティストは、その下書きのまま、彫ってしまった。

画像: ©Ed Sheeran/ YouTube

©Ed Sheeran/ YouTube

 エドは、その2日後に立ったライブのステージでファンたちにタトゥーをお披露目した際、シアーシャがスペルミスをしたと主張したが、シアーシャは、その後出演した米トーク番組『レイト×2ショー with ジェームズ・コーデン』で、すべては彼女の計画どおりだったと暴露。エドをハメたことを明かして爆笑をさらった。


アダム・レヴィーン
「母」ではなく「ワオ!」

画像7: オーランド・ブルーム まさか!自分の息子の名前を間違える

 ロックバンド、マルーン5のフロントマンのアダム・レヴィーンは、最愛の母に捧げたタトゥーが失笑を買ってしまった。

画像8: オーランド・ブルーム まさか!自分の息子の名前を間違える

 彼が腕に入れたタトゥーは、マイクを握って歌っている最中は、ハート形を横断する「MOM(ママ)」の文字がハッキリと見えるクールなデザインなのだが、腕を下ろした状態だと、逆さまになり「WOW(ワオ!)」と驚きや喜びを表す感嘆詞に見えてしまう。

 ある意味、1粒で2度美味しく、失敗というよりちょっとお得感のあるタトゥーだが、人間は、一般的には腕を下ろして生活している時間のほうが長い。


ハリー・スタイルズ
大好きな曲の歌詞を入れたはずなのに…

画像9: オーランド・ブルーム まさか!自分の息子の名前を間違える

 ワン・ダイレクションのハリー・スタイルズは、2012年に大好きなロックバンド、ザ・テンパー・トラップの「スウィート・ディスポジション」の歌詞に登場する「won’t stop to surrender(降伏するために立ち止まったりしない)」という一節をタトゥーに。

 しかし、仕上がってみると、「won’t stop ’till we surrender(降伏するまで立ち止まらない)」というまったく違う意味の文言のタトゥーになってしまった。

 さらに気まずいことに、このタトゥーの下書きは、ハリーが当時交際していたシンガーのテイラー・スウィフトが、ザ・テンパ―・トラップのメンバーに頼んで書いてもらったもの。

 下書きをしてもらった紙の上では間違っていなかったものの、ハリーの腕に転写してタトゥーにする過程で間違いが生じてしまったようで、この事実を知ったザ・テンパ―・トラップのボーカルのダギー・マンダギは、ハリーが自分たちの曲の歌詞のタトゥーを入れたことは嬉しいけれど「でも、間違ってるよね…」とちょっと残念そうにコメントしていた。


レディー・ガガ
ミュージシャンとして致命的なミスを犯す

 2010年に来日した際にも大阪でタトゥーを入れるなど、その日の気分やノリでタトゥーを増やしてしまうこともあるシンガーのレディー・ガガ

 そんな彼女は2019年のバレンタインデーに合わせて、マネージャーとお揃いで、五線譜のコードで「GAGA」という表記になるソとラの部分に音符が置かれた楽譜のタトゥーを腕に刻んだ。しかし、ガガは、この時、テキーラをたくさん飲んで酔っ払っていたために、音楽家としては致命的なミスを犯してしまった。

 本来ならば、5本線であるべき楽譜を4本線で彫ってしまったガガ。これでは、目指していたコードにはなっていないことに気づいたガガは、「音楽的クライシスは免れたわ。テキーラを飲みすぎて、5本目の線を忘れちゃった。これが正解ね」と、すぐに修正し、完成形をインスタグラムに投稿した。


【番外編】

エマ・ワトソン
パワフルなメッセージを主張したものの…

 ディズニー実写版映画『美女と野獣』や映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のエマ・ワトソンは、2018年に行なわれた第90回アカデミー賞授賞式のアフターパーティーに参加した際、ハリウッドにおけるセクハラ撲滅運動のスローガンである「Times’ Up」運動にちなんだタトゥーシールを腕に貼ってレッドカーペットに登場。

画像10: オーランド・ブルーム まさか!自分の息子の名前を間違える

 セクハラ撲滅運動の激化以前から、女性の地位向上のためにさまざまな活動に精を出してきた、エマは、この日も、「Times’ Up」を風化させないために、ある意味体を張って抗議をしたのだが、彼女の腕にプリントされたタトゥーシールには、ちょっとしたスペルミスがあったことが話題に。

「Times’ Up」の「‘(アポストロフィー)」が欠けており、「Times Up」と文法的に誤った表記になっていたことに、一部のネットユーザーから難癖がついてしまった。

(フロントロウ編集部)

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