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ハラハラドキドキの展開と、大きなどんでん返しの末にスッキリとした終わりが待っている8作品をご紹介!(フロントロウ編集部)

『グランド・イリュージョン』

 ハラハラドキドキが最初から最後まで止まらない、名作マジック映画の『グランド・イリュージョン』。主人公は天才マジシャン4人組。ある日ラスベガスで行われたショーで、パリの銀行を遠隔強盗して、そのお金を観客にバラまくというド派手なショーで世界中から注目される。もちろんFBIや国際警察も黙っちゃいられない。そんな、一流マジシャンとFBIの追いかけっこを描いた本作。マジックショーの完成度が高すぎて「人生最高映画」と高評価する声も。

『ピエロがお前を嘲笑う』

 100%騙され、終わった時には「ウソでしょ⁉︎」という声を出さずにはいられなくなるほど驚愕のラストが待ち受ける『ピエロがお前を嘲笑う』。本作の宣伝で使われている「マインドファック映画」とは「驚きのどんでん返し映画」という意味。それを聞くと、「宣伝で“どんでん返し”なんて言ってハードルを上げて大丈夫?」と思う人もいるかもしれないけれど、心配ご無用のクオリティ。警察に出頭した天才ハッカーが事件の顛末を自白していくというストーリーのなかに、巧妙に入り組んだ仕掛けがある。

『月に囚われた男』

 ぜひ前情報なしで見てほしい本作。監督はなんと歌手デヴィッド・ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズで、主人公を演じるのはサム・ロックウェル。地球に必要不可欠なエネルギーが底をつきそうな近未来を舞台に、月の基地で孤独に資源を採掘する男の生活を描いている。基本的にはSFな作品で、びっくりする急展開が待ち受けている。最初はちょっと怖いシーンもあるけれど、少ししかないから安心しても大丈夫。小説家の星新一が描くような、不思議なショートショートが好きな人には超オススメ。

『アイデンティティー』

 監督は、映画『フォードvsフェラーリ』やマーベル映画『LOGAN /ローガン』のジェームズ・マンゴールド。「絶対2回以上見たくなる」という声も多い本作は、ネタバレ厳禁のどんでん返し好きにはたまらないスリラー。実は本作、ネタバレ防止のためか、日本語の予告編は制作されていない。嵐の夜、まるで何かに導かれるように集まった人々が、一人一人殺されていくのだが、そこには驚きの共通点が…。90分という短めの上映時間というところも、気軽に見られるのでオススメ。

『デス・プルーフ in グラインドハウス』

 2020年の映画祭を席巻した映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のクエンティン・タランティーノ監督作品の『デス・プルーフ in グラインドハウス』。『ワンハリ』と同じく、映画のスタントマンがメインキャラクターとなっている本作だけれど、そのキャラクターは正反対。実はそのスタントマン、自分の愛車を改造し、5人の美女が乗る車にわざと激突して殺害するという、頭のネジが飛んでしまった男だった。タランティーノ監督の持ち味はなんと言ってもそのぶっ飛んだストーリー。最初と最後で見ている映画が違うのかと思うほどの展開と、驚愕のどんでん返し、過激な暴力や大人の色気などが盛り沢山で、見終えた後にはスカッとするどころか身体中の血液が沸騰するようなエネルギーが爆発してしまうかも。

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』

 ロバート・ダウニー・Jrが主演の映画『シャーロック・ホームズ』シリーズや『コードネーム U.N.C.L.E.』など、小粋なアクションが得意なガイ・リッチー監督の出世作と言ったら、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』。サントラもかっこいいだけでなく、どんでん返しまでスマート。カード賭博で借金を抱えてしまい、一獲千金を狙う4人組の若者と多数のギャングたちが入り組んで争奪戦を繰り広げる様を、スピーディで巧妙な展開で描き、イギリスで1998年の年間興行成績1位を記録した作品。本作には、若かりしジェイソン・ステイサムも登場するので、ステイサム好きも必見!

『ユージュアル・サスペクツ』

 どんでん返し映画といえば『ユージュアル・サスペクツ』。そういわれるほどどんでん返しの傑作。冤罪で捕らえられた5人が、刑務所の中で犯罪チームを組んでしまうところから始まる本作。本作で一番重要になるのが「黒幕は誰?」というところだけれど、これを当てられたらすごい。それぐらい驚きのラストが待っている。伏線はたくさんあるけれど、犯人を当てるのはとっても困難。もういっそ清々しく騙されよう、というラフな気持ちで鑑賞して。

『スティング』

 最後にご紹介するのが、どんでん返し界の金字塔『スティング』。どんでん返し界にとどまらず、オスカー7冠を達成した1970年代の傑作と言ってもいい本作は、なんといってもおしゃれ。音楽も、気の利いた台詞回しも、ダンディすぎる紳士の正装も、全てが最高の作りになっている。舞台は1930年代のシカゴ。天才詐欺師の主人公がギャングに師匠を殺されたことで、リベンジを誓う復讐劇。「詐欺」をテーマに扱った作品はたくさんあるけれど、『スティング』は抜群のスッキリ展開。主人公は敵を騙すけれど、実は見ている人も騙している。

 今回は、どんでん返しがある映画の中でもスッキリ感が強いものをご紹介。これを見てフラストレーションを吹き飛ばそう。(フロントロウ編集部)

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