テイラー・スウィフトが発表した「ザ・マン(The Man)」のMVにはテイラーがこれから発表する新作にまつわるヒントが潜んでいる?(フロントロウ編集部)

「次の作品」のヒントがかくれんぼ?

 「もしも自分が男性だったら?」と仮定して書いた楽曲「ザ・マン(The Man)」のMVに自らが男性に扮して登場し、現代社会に根強く残る性差別や男女間のダブルスタンダード(二重規範)<※>を指摘する風刺的な“隠しメッセージ”をふんだんに盛り込んだシンガーのテイラー・スウィフト

※類似した状況に対してそれぞれ異なる指針が不公平に適用され、評価の基準が異なること

 コミカルながら、身に覚えのある人たちにとっては痛いところをつく演出が大反響となるなか、「ザ・マン」のMVには、テイラーが今後発表するアルバムや新たなシングルとなる楽曲に関するヒントも登場しているのではないかと、ファンたちが予想を膨らませている。


次のシングルカット曲は?

 「ザ・マン」は、2019年8月にリリースされた通算7枚目のアルバム『ラヴァー(Lover)』からの第4弾シングル。

 それに続く、新たなシングルカット曲となるのではないかとウワサされているのが、『ラヴァー』の収録曲曲目の「ミス・アメリカーナ&ザ・ハートブレイク・プリンス(Miss Americana & the Heartbreak Prince)」。

 この説の出どころは、「ザ・マン」のMVに登場する地下鉄のシーンで、テイラー扮する男性“タイラー・スウィフト”の迷惑行為に眉をひそめる乗客女性の1人が着用しているスウェット・パーカー。

画像1: ©Taylor Swift/ YouTube

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 イエローをベースにしたタイダイ染めのパーカーには、「Miss Americana & the Heartbreak Prince」の文字がプリントされている。

画像2: ©Taylor Swift/ YouTube

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次のアルバムのタイトル?

 テイラー扮する“タイラー”が立小便をする駅の壁に過去にリリースした6作のアルバムのタイトルを落書きとして登場させたテイラー。

画像3: ©Taylor Swift/ YouTube

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 その隣には、テイラーがデビューから2018年まで所属していた前所属レーベルのビッグマシン・レコーズを買収し、それまでにテイラーがリリースした楽曲の原盤権を手にすることとなった“因縁の相手”である音楽マネージャーのスクーター・ブラウンをディスる「スクーター禁止」の貼り紙が。さらにその反対側には、「Missing If Found Return to Taylor Swift(探しています:見つけた方はテイラー・スウィフトまで)」と、原盤権の返却を求めるような文言が書かれたポスターも貼られている。

 そしてその壁に、書かれている落書きには、既存のアルバムの名前ではない気になる文言も。

 立小便をする“タイラー”の頭上と顔の前の壁には、「KARMA(カルマ)」という文字がオレンジとブラックのペイントで2度にわたって落書きされている。

画像4: ©Taylor Swift/ YouTube

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 これまでにも、MVの中に新曲や新アルバムに関するヒントを潜ませた前歴があるテイラーだけに、「因縁」や「報い」、「宿命」といった意味を持つ「KARMA」という言葉が新たなアルバムのタイトルとなるのではないかと、ファンたちは予想している。

 ちなみに、テイラーは、スクーターの手に渡ってしまった過去のアルバ6作分を再録する計画を明かしており、もしかしたら、その過去曲の新生バージョンを収めた作品が「KARMA」と名づけられるのではないかという説もある。


次にMVが制作されるのはあの曲?

 そして『ラヴァー』の収録曲のうちで、次にMVが制作されるのはトラックリストの2番目に収められている「クルーエル・サマー(Cruel Summer)」。

 その理由は、「ザ・マン」の最後のシーンで“タイラー”にダメ出しをするテイラー監督が腰かけているディレクターズ・チェアの背に「2」と書かれた小さなステッカーが貼られているから。

画像5: ©Taylor Swift/ YouTube

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画像: 「2」の上に貼られたステッカーには「Director(監督)」と書かれているよう。©Taylor Swift/ YouTube

「2」の上に貼られたステッカーには「Director(監督)」と書かれているよう。©Taylor Swift/ YouTube

 目を細めてみないと分からないような仕掛けだが、細部までこだわるテイラーだけに、彼女ならやりかねない。


(フロントロウ編集部)

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