テイラー・スウィフトが1位を獲得
世界の音楽業界を代表する音楽団体IFPI(国際レコード連盟)が、2019年に最も売り上げを記録したアーティストのランキングを発表。1位から10位までが発表されたランキングは、新旧アーティストが混在するランキングとなった。
そんなランキングで見事1位に輝いたのは、2019年8月に通算7枚目のアルバム『ラヴァー(Lover)』をリリースしたテイラー・スウィフト。2014年にも1位に輝いたことがあるテイラーは、2度目の首位獲得となり、世界で最も楽曲が売れたアーティストとなった。
IFPIのCEOフランシス・ムーア氏は、「テイラー・スウィフトは典型的な真のグローバルスターです」とテイラーを称賛。また、「彼女はアーティストとして成長し続け、ファンとの強い関係性を維持している。同時に各アルバムで音楽性を発展させている。彼女を2度もグローバル・レコーディング・アーティスト・オブ・ザ・イヤーに選出できて光栄です」とコメントした。
テイラーがリリースしたアルバム『ラヴァ―』には、大ヒットシングル「ユー・ニード・トゥ・カーム・ダウン」や、ホンダのCMソングでも話題のパニック!アット・ザ・ディスコをフィーチャリングした「ME!」などが収録されている。また、同アルバムの収録曲に関連した自身のドキュメンタリー映画『ミス・アメリカーナ』は大絶賛されている。
新旧アーティストが混合するランキング
ランキングは以下の通り。
1位:テイラー・スウィフト
2位:エド・シーラン
3位:ポスト・マローン
4位:ビリー・アイリッシュ
5位:クイーン
6位:アリアナ・グランデ
7位:BTS(防弾少年団)
8位:ドレイク
9位:レディー・ガガ
10位:ザ・ビートルズ
2位にランクインしたのは、アルバム『No.6 コラボレーションズ・プロジェクト』が大ヒット&ワールドツアーを大成功させたエド・シーラン、3位は、映画『スパイダーマン:スパイダーバース』の主題歌「サンフラワー」をスワエ・リーとのコラボでリリースしたほか、アルバム『ハリウッズ・ブリーディング』も発表したポスト・マローン、4位は、デビューアルバム『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』をリリースし、2020年のグラミー賞で女性アーティストとして史上初めて主要4部門を制覇したビリー・アイリッシュ。
5位は、映画『ボヘミアン・ラプソディ』のロングヒットと、ワールドツアーが絶好調のクイーン+アダム・ランバートの影響で再熱狂しているクイーン。
6位は、“七輪タトゥー”の基となった話題作「7リングス」が収録されるアルバム『thank u, next』が大好評のアリアナ・グランデ、7位は、ホールジーとのコラボ曲「Boy With Luv」から飛ぶ鳥を落とす勢いでハリウッドで大活躍中のK-POPグループBTS、8位は、2018年版の同ランキングでトップに君臨したドレイク。9位は、主演映画『アリー / スター誕生』の「シャロウ」の大ヒットの余波を受けてレディー・ガガがランクインした。
8位のドレイクと9位のガガは、ともに2019年はアルバムをリリースしていないにもかかわらずトップ10にランクインした。
そして10位は、映画『イエスタデイ』に楽曲提供した伝説のバンド、ザ・ビートルズがランクインする結果となった。(フロントロウ編集部)