“キャリア史上最高”の演技『ハスラーズ』
映画『ハスラーズ』は2020年2月7日から日本全国上映中の映画。コンスタンス・ウーが主演で、ジェニファー・ロペス、リゾ、カーディ・B、リリ・ラインハートなど、今をときめく豪華キャストが勢揃いしたクライム・エンターテイメント。
リーマンショック後のニューヨークを舞台に、ストリップクラブで働く女性たちが、裕福なビジネスマン相手に大金を奪うという、実際の事件をもとにしたストーリー。
ジェニファーは『ハスラーズ』でベテランストリッパーのラモーナを熱演。ポールダンスに初めて挑戦したにもかかわらず、50歳という年齢を一切感じさせない完璧なテクニックで観客を熱狂させた。
さらにジェニファーは本作にノーギャラで挑んでいたことが米GQのインタビューによって判明。その並々ならぬ決意と努力の結果もあり、『ハスラーズ』での演技は、彼女のキャリア史上最高という呼び声も高かった。
ファンや批評家、数々のメディアはアカデミー賞ノミネート確実としたが、ノミネート発表の日にジェニファーの名前は呼ばれず…。その驚きの結果には、彼女を支持していた多くの人々が拍子抜けを食らった。
「悲しかった」と正直にコメント
ノミネート発表当時はこの件についてコメントをしなかったジェニファーが、最近、オプラ・ウィンフリーのトークイベント「2020 Vision: Your Life In Focus Tour」に参加。オスカーにノミネートされなかったことに関して「悲しかった」と素直にコメントした。
「悲しかった。前評判が良かったから」「(オスカーノミネート濃厚という)記事がたくさん出ていて、今までのキャリア史上一番いい評価をたくさんもらったの。『彼女は絶対オスカーにノミネートされる』『きっとそうなるだろう』『(ノミネートが)なければおかしい』といったね。それで私はそういう記事を全部読んで、『ウソ!ほんとに(ノミネート)されちゃうかも?』なんて思ったりしちゃった。でも、そうはならなくて、『イタタ』って感じだったし、かなりがっかりした」と正直にコメント。
さらに、「20年とか25年とか一緒についてきてくれたチームのみんなはワクワクしていて(ノミネートを)欲していたから、そんなみんなをがっかりさせた気持ちになった」と言った。
「悲しんでる場合じゃない」とジェニファー
しかし、ジェニファーは自分がノミネートをされなかったことにヘソを曲げている場合じゃないと自分を奮い立たせたそう。
「何を悲しんでいるの?私は素晴らしい一年を過ごしたじゃない。キャリア史上最高のオープニング成績を達成した映画に出て、ミラノコレクションのランウェイも歩いて、数週間後にはスーパーボウルでパフォーマンスするじゃない!」
そして、「人は誰かに認めてもらいたがるものなの。『いい仕事したね』ってみんなに言ってほしい」と言い「好きで仕事しているからそんなの必要ない」「自分の価値を証明するのに、アワードはいらない」と考えることで前向きになれたそう。
そんなジェニファー・ロペスの渾身の出演作『ハスラーズ』は現在日本全国の劇場で公開中。(フロントロウ編集部)