指だけでメイクできるってホント？
そもそもメイク道具を使わず、手だけを使ってメイクを完成させることは可能なのだろうか。メイクのプロに聞いてみると、答えはもちろんイエス！
メイクアップアーティストのクラリッサ・ルナは、「誰しもがメイク道具を持っていなかった時代もあったわけで、その時代の人たちは手を使ってメイクをするしかなかったはずでしょ」と話し、手や指を使ってメイクをする方法は「いわば“失われた文化”ね」と米メディアRefinery29でコメント。
そこで今回クラリッサは、ブラシやスポンジを使わず、完全に「手だけ」を使って美しいフルメイクを完成させるテクニックをご紹介。自宅でもカンタンに再現できるようにステップごとにわかりやすく解説した。
ステップ１．ベースメイク
まずは保湿からスタート。お好みのクリームやジェルを手に取り、円を描くように顔全体に伸ばしていく。次にファンデーションを指につけ、顔の内側から外側に向かって塗っていく。またクラリッサは「ファンデなどのクリームは手の熱で温まると肌になじみやすくなるから、実は指を使うのが一番理想的なのよ」と明かした。
目の下や鼻周りなどのデリケートな部分は、最も力が入りにくい「薬指」を使い、トントンと優しく叩き込むのがオススメだともアドバイスした。
ステップ２．アイメイク
ベースメイクが完成したら、お次はアイメイクの時間。まず中間色のアイシャドウを手に取り、「薬指」を使ってアイホール全体に塗り、「中指」でぼかす。次に引き締め色を小回りの利く「小指」につけて、まつげのキワや下まぶたのラインに塗る。最後に「人差し指」にハイライトをつけて目頭、アイホールの中心、眉下に塗って出来上がり。
あとは好みでアイライナーやマスカラを塗って目力をアップさせるのもアリ。
ステップ3．リップメイク
口紅やリキッドリップは、直接チューブからつけるよりも、指でつけたほうがナチュラルに仕上がると語るクラリッサ。「薬指」に好みの口紅を付けたら、ポンポンと軽いタッチで唇の中心から外側に向かってなじませていく。大胆な色のリップカラーでも、ふんわりエレガントに仕上がるそう。
仕上げに「人差し指」と「中指」をそろえた状態でチークをつけて優しく頬にタップし、アイブロウペンシルで眉を整えたら、手だけを使ったフルメイクの完成。指の汚れが気になる場合は、メイク落としシートなどを手元に用意しておくと便利かも。（フロントロウ編集部）
