オンラインで世界同時配信された新型コロナウイルスにまつわる真剣な会議の最中に、突如としてレディー・ガガの新曲が流れ出すという不祥事があった。この一件に対する、ガガ本人の反応が話題。(フロントロウ編集部)

真剣な議会の最中に陽気な音色

 ヨーロッパで最も多い新型コロナウイルスの感染者数(※)を記録しているイタリア。3月3日の時点で住民23名の感染が確認されたという北西部のリーグリア州でも、議員たちが集まり、現状や今後の対応について協議する会議が行なわれた。

※日本時間3月5日未明の時点では感染者数が3000名、死者は100名を超えたとイタリア政府が発表。

 その模様はフェイスブックを通じて全世界に配信されたのだが、参加者たちが神妙な面持ちで話し合いを進めるなか、どこからともなく、突然、陽気な楽曲のイントロが鳴り響いた。

 その楽曲は、シンガーのレディー・ガガがリリースを控えている6枚目のニューアルバム『クロマティカ(Chromatica)』からの第1弾シングルとして発表された「ストゥーピッド・ラブ(Stupid Love)」。

 会場にいた誰かの携帯電話の着信音に設定されていたようだが、電源を切っておくのを忘れてしまったのか、あろうことか、配信中に結構な音量で鳴ってしまった。

 このハプニングに議員の1人が思わず反応すると、それまで険しめな顔をしていた参加者たちの表情が一斉に緩み、笑顔に。場の空気が一瞬にして和らいだ。

 ファンからの報せで、この模様を見たガガは、ツイッターを通じてこう反応。

「これが、私が音楽を作っている理由ね」

 手短な言葉ながら、どんなに深刻な状況でも、音楽には一瞬にして人々を笑顔にするパワーがあり、それこそが自分が音楽を世に送り出している真の理由だと示唆したガガ。彼女のコメントには、18万件を超える「いいね」が寄せられている。(フロントロウ編集部)

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