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数々のヒット映画で主演を務めてきたニコラス・ケイジ。日本人彼女とのデート写真を度々キャッチされるなど、常に新情報に事欠かない。そんな彼の「不思議すぎる生態」を厳選して15個ご紹介!(フロントロウ編集部)

1、「ケイジ」の由来はマーベルヒーローの「ルーク・ケイジ」

 ニコラス・ケイジはもともと芸能一族の家系生まれで、本名をニコラス・キム・コッポラという。そう、あの『ゴッドファーザー』シリーズを生み出した映画監督フランシス・フォード・コッポラは叔父で、同じく監督のソフィア・コッポラはいとこ。父親は大学教授で母親はバレエダンサー、兄は映画監督で、祖父は作曲家、祖母は女優という華麗なる一族。

画像: フランシス・フォード・コッポラ

フランシス・フォード・コッポラ

 ニコラスは若い頃ニコラス・コッポラという名でデビューしたものの、オーディションを受けるたびにスタッフが口にするのは叔父のフランシス・フォード・コッポラの話ばかり。それにうんざりしたニコラスは、大好きなマーベルヒーローのルーク・ケイジにちなんで「ニコラス・ケイジ」に改名したと、米New York Timesに語っている。

2、自分用にピラミッド型の墓を持っていて、デートで「墓参り」

 実はニコラスはもう、自分が死んだ時用の墓を買ってある。その墓はなんと、高さ2.7mの真っ白なピラミッド。

画像: ニコラス・ケイジの墓と、交際中の日本人彼女シバタ・リコ

ニコラス・ケイジの墓と、交際中の日本人彼女シバタ・リコ

 彼は、2010年ごろ購入したという、普通の墓の二区画分もの土地を占領して建てられたこの壮大な墓について、まだ何も語っていない。けれども、2020年2月27に現在交際している日本人彼女とのデートで「墓参り」したと米ESにキャッチされている。

3、オークションで競り落としたティラノサウルスの頭蓋骨がまさかの「盗品」

 ニコラスは相当な浪費家で、趣味についついお金を費やしすぎて破産しかけることも。彼は島や高級車など様々なものをオークションで落札しているけれど、その中でも不思議な買い物とされるのが「本物のティラノサウルスの頭蓋骨」。

画像: ※写真はイメージです

※写真はイメージです

 2007年に約3,000万円(27万6千ドル)で落札したその頭蓋骨は、なんとモンゴルのゴビ砂漠で盗まれたまさかの「盗品」。その後、2014年に国土安全保障省から骨を返却するよう指示を受け、ニコラスはそれを手放すハメに。

4、ある晩、不法侵入者が裸のまま枕元でアイスを食べていた

 2009年ごろ、米カリフォルニアの高級住宅街のオレンジ郡に住んでいたニコラス。ある晩ふと目を覚ますと、革のジャケットを羽織っただけの裸の男が、ニコラスのベッド脇で「Fudgsicle」というチョコレートアイスを食べていたそう。「おかしく聞こえるかもしれないけど、本当に怖かった」と、当時のことをニコラスは米TIMEに語っている。

画像: ニコラス・ケイジ邸に不法侵入した男が食べていたのは、この「Fudgsicle」のチョコ味。

ニコラス・ケイジ邸に不法侵入した男が食べていたのは、この「Fudgsicle」のチョコ味。

 ニコラスは勇気を出して男に優しく話しかけ、家からうまいこと外に誘い出して少し話をしたそう。そのうち警察が来たけれど、ニコラスは犯人を告発しないことに決め、結局その家を引き払った。

5、実際に何人も亡くなった驚愕の「事故物件」を購入

 2007年、ニコラスは「米国で最も呪われている」とされる幽霊屋敷“マダム・ラローリーの館”を約3億7千万円(345万ドル)で購入。

画像: マダム・ラローリーの館

マダム・ラローリーの館

 元の持ち主である19世紀の社交家、マダム・ラローリーは、当時この家の屋上で何人もの黒人奴隷を虐待、拷問の末に殺害。床下には、75体もの生き埋めにされた死体が隠されていたという、本当の「事故物件」。

画像: マダム・ラローリーの館のベランダから顔を覗かせるニコラス・ケイジ

マダム・ラローリーの館のベランダから顔を覗かせるニコラス・ケイジ

 ニコラスがこの家を買った理由は、「ホラー小説の傑作を書くのに最適そうだったから」だと米Vanity Fairに語っている。結局、小説はかけなかったそうで、その後この屋敷は手放している。

6 パントマイム姿のストーカーに付き纏われていた

 2000年に公開された映画『救命士』を撮影していた時、なんとニコラスはパントマイム姿のストーカーにつけ狙われていたと米E!に語っている。

画像: 6 パントマイム姿のストーカーに付き纏われていた

 「パントマイムに追いかけられた。静かだったけど、危機感を感じた」と明かしたニコラス。直接的な危害がないとはいえ、映画のセットの端に必ず現れては、目に見えない強風に向かって歩く姿を披露されたり、目に見えないバナナをむいて食べる真似をされたりしたそう。

 その後、ニコラスがスタッフにそのことを相談すると、パントマイムはいなくなったという。

7 「演技の参考」に、1,600万円のタコをペットとして購入

 ニコラスはワニやサメ、アルビノのキングコブラなど、高級ペットを何体も所有していた。その中でも驚きのペットが、約1,600万円(15万ドル)で購入したタコ。ニコラスがタコを買った理由は、「演技のため」。

画像1: ※画像はイメージです

※画像はイメージです

 ニコラスは多くのコレクションを購入しすぎた末、2009年に破産しかけたため、現在これらのペットがニコラスと一緒に過ごしているのかは分かっていない。

8、「エネルギーを活性化」するためにドラキュラ城に宿泊

 ニコラスは、『ゴーストライダー2』の撮影をルーマニアのトランシルヴァニアで行っていた際、『吸血鬼ドラキュラ』のモデルとなった通称「ドラキュラ城」、ブラン城に宿泊したそう。

画像: 『吸血鬼ドラキュラ』のモデルとなった城、ブラン城

『吸血鬼ドラキュラ』のモデルとなった城、ブラン城

 共演したイドリス・エルバによると、ニコラスが城に泊まった理由は「エネルギーを活性化するため」。米Redditで行われたインタビューでイドリスはある日現場に現れたニコラスが、一晩中起きていたような疲れ切った顔をしていたため、驚いて理由を聞いた時に発覚したと語っている。

画像: 『ゴーストライダー2』より ©︎COLUMBIA PICTURES / Album/Newscom

『ゴーストライダー2』より ©︎COLUMBIA PICTURES / Album/Newscom

 ニコラスはイドリスに「不気味だった」と話したそうだけれど、悪魔と契約した正義のヒーロー『ゴーストライダー2』を演じるには最適だったのかもしれない。

9 古いアメコミのマニアで、オークションに出したら2億円以上で落札

 ニコラスは貴重な古本マニアで、集めているのは昔のコミック。浪費癖やお金への無頓着さから破産しかけた2009年以降に競売にかけられた漫画は、総額約1億7400万円(160万ドル)で落札されている。

画像: 9 古いアメコミのマニアで、オークションに出したら2億円以上で落札

 また、ニコラスが競売に出した1938年出版のスーパーマンの漫画、『アクションコミックス』第1巻は、史上最高額の約2億3400万円(216万ドル)で落札され、借金返済の足しになったそう。実はこの本、2001年に何者かによって盗まれてしまったものの、2011年に発見されたと米ABCが報じている。

10 収集癖が強すぎて破産しかけるまで浪費癖に気づかなかった

 ニコラスはハリウッドでもギャラの高い俳優の一人で、一時期は1本の作品に出演するだけで20億円(2千万ドル)のギャラがもらえたという。

画像: 10 収集癖が強すぎて破産しかけるまで浪費癖に気づかなかった

 それにもかかわらず彼が破産しかけたのは、前述のとおり、ニコラスがコレクター気質のある男だったから。不思議なコレクションを購入しまくった彼は、2009年約1億8千万もの債務不履行で銀行から訴えられて「初めて」お金を使いすぎてしまったことに気づいたそう。

 当時ニコラスは「負債額を知ったときはびっくりして信じられなかった」とマスコミに語り、世界の果てまで行って隠れたいほど恥ずかしいと心境を明かした。

画像: 『ゴースト・ライダー2』撮影時のニコラス・ケイジ

『ゴースト・ライダー2』撮影時のニコラス・ケイジ

 ニコラスによると、財政難に陥ったのは当時雇っていたマネージャーのサミュエル・レビンのせいで、サミュエルの不適切なアドバイスのため借金まみれになったということ。ちなみに、負債が判明したあとの2010年には、米TMZによって、ニコラスが『ゴースト・ライダー2』撮影の合間、一般人に「俺は死んでやるぞ」とやたらにキレるほど荒れていた様子がキャッチされている。

11 「未確認生物」はあまり信用していないし、好きな動物は猫

 ドラキュラ城に泊まったり、幽霊屋敷を買ったりしているニコラスだけれど、実は「未確認生物」や「伝説の生き物」といったものは信用していないそう。

画像: ニコラス・ケイジは都市伝説上の動物ネッシーも信じない?

ニコラス・ケイジは都市伝説上の動物ネッシーも信じない?

 ニコラスが2019年に冒険映画『ザ・ビースト』に出演した際に行なわれた米Huffpostのインタビューでは、アメリカの未確認生物のビッグフットや南米の吸血モンスター、チュパカブラ、イギリスはスコットランドのネス湖で発見されたネッシー、ヒマラヤ山脈に住む雪男のイェティなど、伝説上の生き物の存在を全否定。

 そのような生き物は面白いけれど、いるとは思っていないそう。

 さらに、奇妙なものを集めるのが趣味なニコラスだけれど、好きな動物は猫と、意外にも普通であることを同インタビューで明かしている。

12 「交尾の仕方」で食べる動物を選んでいる

 ニコラスは、尊厳のある交尾をする動物を選んで食べているということを英Telegraphに明かしている。彼によると、魚と鳥の交尾は特に尊厳が高く、逆に豚の交尾はあまり尊厳を感じられないから、絶対に食べないそう。

画像2: ※画像はイメージです

※画像はイメージです

 ちなみに、牛やその他の動物に関する考えは明かされていない。

13 ラブシーンの準備をする時、爪先に温めたヨーグルトをかけてもらっていた

 ニコラスは1990年の映画『ヴァンパイア・キッス』に出演した際、ラブシーンを演じるために足の爪先に温めたヨーグルトをかけてもらったと米Playlistが明かしている。

画像3: ※画像はイメージです

※画像はイメージです

 映画のキャスティングディレクターのアーシア・シュルマンは、ニコラスは「スイッチを入れる」ために、ラブシーンの間に温めたヨーグルトをかけるようスタッフに頼んだという。

14 役作りへの執念はクリスチャン・ベール並み

 映画『マシニスト』や『ザ・ファイター』などで知られるクリスチャン・ベールは、演じる役ごとに体重を数10キロ単位で増減し、髪を剃ったり、歯を抜いたりすることで有名。彼のように、演じるキャラクターを究極まで掘り下げて役に完全になりきるスタイルの演技法を「メソッド演技法」というけれど、実はニコラスもこのメソッド方式の俳優。

 1984年『バーディー』に出演したニコラスは、ベトナム戦争に行った兵士の痛みを知るために歯を二本麻酔なしで抜歯。

画像: 映画『バーディー』より ©︎IFA Film/United Archives/Newscom

映画『バーディー』より ©︎IFA Film/United Archives/Newscom

 彼の演技法は「ヌーヴォー・シャーマニック」と呼ばれており、いつかそれについての本を書きたいとニコラスは米Movielineに語っている。この技法では、訳が分からない言葉や音をいきなり出したり、突然キレたり、おかしなタイミングでセリフを言ったりする。ニコラス特有の演技は彼独特の演技理論から生まれていた。

15 心の広い慈善活動家

 ニコラスは浪費家として知られているけれど、実は慈善家でもある。2005年にアメリカで発生した巨大ハリケーンのカトリーナの復興支援として、約1億1千万円(100万ドル)を寄付。さらに、2010年ごろからは国連親善大使として活動し、2013年には人身売買の被害者支援のために活動。2006年には、世界中で武器を取る子供たちを救うために2億2千万円(200万ドル)を寄付していた。

画像: 15 心の広い慈善活動家

 このことにより、米Forbesで「ハリウッドで最も寛大な有名人」のリストにも載ったほど。

 ニコラスは、まだまだ不思議なエピソードが満載。新しい日本人恋人の発覚もあり、まだまま目が離せない。(フロントロウ編集部)

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