大盛り上がりの『ワイスピ』
2020年5月29日に日本全国で公開される大人気カーアクション映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』。
『ワイスピ』という略称で愛されるこのシリーズは、2001年から始まってからというもの公開を重ねるごとに人気は上昇。『ジェットブレイク』の予告編が公開された際には、たったの24時間で、5億回再生を記録するほどの盛り上がりを見せた。
亡きポール・ウォーカーの魂が宿った娘
そんな『ワイルド・スピード』シリーズにはかつて、ポール・ウォーカーが出演していた。彼自身大の車マニアで、シリーズの最初から出演し、主演のヴィンとは家族のような友情を築き、『ワイスピ』シリーズになくてはならない存在だった。
しかし、2013年11月にポールは自動車事故により他界。シリーズ7作目の『ワイルドスピード スカイミッション』撮影終了を待たずして、40歳でその人生に幕を閉じた。
ヴィン・ディーゼルはポールの喪失を悲しみ、彼の死の1年半後に生まれた娘を「ポーリーン」と命名。「分娩室にいたとき、俺はこう言ったんだ。“ポールがいる。そんな気がする”って。娘は、ポーリーン(Pauline)と名付けたよ」「ポールはあの部屋に居てくれた。娘のへその緒を切っているとき、ポールのことしか俺の頭にはなかった。俺の家族としてポールを忘れない。俺の世界の一部としてもね。(娘をポーリーンと名付けるのは)そのための良い方法だと思った」と米テレビ番組『トゥデイ』に語った。
カーディ・B出演のきっかけはポーリーンちゃん!
実は、今回の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』からシリーズに初参戦している人気ラッパーのカーディ・Bは、そんなヴィンの愛娘、ポーリーンちゃんからの提案だった。
現在4歳の娘ポーリーンちゃんは、グラミー賞受賞アーティスト、カーディ・Bの楽曲「I Like It
」を聞いていて、パパのヴィンにカーディ・Bを『ワイスピ』に出して欲しいとねだったそう。ポーリーンちゃんの願いは見事聞き入れられ、カーディ・Bは『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』に出演することになったと、米テレビ番組『ジミー・キンメル・ライブ』で明かした。
ヴィンが2019年10月にアップしたインスタグラムの動画では、カーディが「待ちきれない。大げさに言ってるとかじゃなくて、これは最高作になるよ」と断言。
彼女の役回りはまだ明かされていないけれど、ポーリーンちゃんの願いで出演が決まったことには驚き。
ヴィン、ポーリーンちゃんにデレデレ?
さらにヴィンは娘の誕生日の秘話も番組内で明かした。
「去年ポーリーンは(誕生日に)ポスト・マローンとスウェイ・リーにパフォーマンスしてもらいたがってた」と、今大ブレイク中のアーティストの来場を希望していたという、さすがセレブキッズな一面を告白。そしてヴィンは続けて、「今年の誕生日には何を望まれるかわからない」と笑った。
わずか4歳にして、カーディ・B、ポスト・マローン、スウェイ・リーなど、18禁な内容をラップするアーティストの楽曲を嗜む、おませキッズであることがわかったポーリーンちゃん。
そんなポーリーンちゃんのリクエストも影響した映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、2020年5月29日に日本全国で公開される。(フロントロウ編集部)