「学園ヴァンパイアドラマ」への出演を打診されていた
麗しのヴァンパイア兄弟が1人の女子高生に恋をするティーン向け恋愛ホラー小説を原作とする米The CWのドラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』といえば、2009年の第1シーズン開始直後から大ヒットを記録し、その後、約8年間にわたり全8シーズンが放送された人気作品。
当時、一斉を風靡していた映画『トワイライ』シリーズから派生したヴァンパイア・ブームの追い風に乗って大ブレイクした同作は、ティーン・チョイス・アワードやピープルズ・チョイス・アワードといった視聴者投票によるアワードを総なめに。
同作からは、主人公のエレーナ役を務めながらも、第6シーズンをもって降板し、その後、映画やシットコムを中心に活躍しているニーナ・ドブレフや、Netflixのオリジナルドラマ『V Wars(Vウォーズ)』で再びヴァンパイア役を熱演しているイアン・サマーホルダー、ドラマや映画への出演だけでなく監督業にも挑戦しているポール・ウェズレイほか数多くのスターが輩出された。
そんな『ヴァンパイア・ダイアリーズ』に、シンガーのテイラー・スウィフトがゲスト出演するという話があったことをニーナが最近行なわれた米E!ニュースとのインタビューで明かした。
ニーナは、「(シリーズが始まって)かなり最初の頃、テイラー・スウィフトが私たちの番組のファンだって知らされたの。それで、プロデューサーたちは彼女のための役を作ろうとしていたわ」と、テイラーが自分たちの作品ファンだと聞きつけた制作陣が、テイラーのために特別に役を用意しようとしていたことを告白。
しかし、結局スケジュールの都合で話がまとまらなかったようで、「残念ながらスケジュールが合わなくて、テイラーの出演は実現しなかった。でも、ちょっと驚いたな」と当時を振り返った。
テイラーにどんな役が与えられようとしていたのかは不明だが、約10年の時を経てニーナの口から明かされた驚きの裏話にファンたちは「テイラーのゲスト出演、見たかった!」、「もし出演していたらアイコニックだっただろうね」、「テイラーならヴァンパイア役にピッタリだったのに…」と、ぜひ実現して欲しかったと残念がっている。
2020年1月に日本公開されたミュージカル映画『キャッツ』のほかにも、映画『ギヴァー 記憶を注ぐ者』や映画『バレンタインデー』といった話題作への出演経験があるテイラー。
ドラマでは、以前からずっとファンを公言していた『CSI:科学捜査班』の2009年に放送された第9シーズンにゲスト出演を果たしたほか、コメディドラマ『New Girl / ダサかわ女子と三銃士』の第2シーズンにゲスト出演した。
しかし、キャスティングはオーディションで決まることが多いハリウッドで、番組のファンだと口にしただけで、いとも簡単に“自分用の役”を用意してもらえるとは、さすがテイラー。
今となっては幻となってしまったが、もしもテイラーが『ヴァンパイア・ダイアリーズ』に出演していたら、一体どんな役どころを演じていたのか非常に気になる。(フロントロウ編集部)