ディズニーが運営するディズニーランドなどのすべてのテーマパークが臨時休園へ。心配される休業期間中の「給与問題」への対応に注目が集まっている。(フロントロウ編集部)

“夢の国”はこの非常事態にどう対応?

 アメリカのカリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランド・リゾートに続いて、新たにフロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートおよび、フランスのパリにあるディズニーランド・パリも臨時休園することがわかった。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のために1月末から閉鎖していた上海ディズニーリゾートは、中国国内での感染者数が減少していることをうけて、ディズニータウンなどの一部施設の営業を約2ヵ月ぶりに再開。ただし、アトラクションなどがあるエリアは依然として再開の目処がたっていない。また、日本の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーも4月上旬まで休園することが決定している。非テーマパーク型のアウラニ・ディズニー・リゾート&スパ コオリナ・ハワイは、現在も営業を続けているが、これでディズニーが運営するテーマパークはすべて閉鎖されることになった。

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 この前代未聞の非常事態で最も心配されるのが、休業を余儀なくされた従業員たちの給与。カリフォルニアのディズニーランド・リゾートは、現地時間3月14日から3月いっぱい臨時休園をすることを発表しているが、今後、アメリカ国内でさらに感染が拡大するようであれば、日本のように臨時休園の期間が引き延ばされる可能性もある。

 2週間以上も無収入となれば、金銭的に困窮する人たちが出てくることは避けられないが、心配される補償問題について、米ディズニーは休園中もすべての従業員の給与を支給することを公式声明文のなかで約束。全額補償されるのかどうかまではわかっていないが、世界を代表する企業として、この困難な状況下でも従業員の生活を守る姿勢を見せている。

 ちなみに、東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドも、具体的な内容は明らかにできないとしながらも、規定に基づいて、ショーやパレードに出演者やキャストと呼ばれる従業員への休業補償を行なう意向を表明している。(フロントロウ編集部)

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