多くの人気ブランドを傘下に持つ大手ファッション企業のLVMHが、新型コロナウイルスのために消毒ジェルを独自で生産することを明かした。(フロントロウ編集部)

LVMHが消毒ジェルを製造

 ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)やディオール(Dior)、ジバンシィ(Givenchy)、フェンディ(Fendi)、セリーヌ(Celine)そしてリアーナが手がけるフェンティ(Fenty)など、数多くのファッションブランドを有する世界的ファッション企業として名が知れ渡っているLVMH社が、新型コロナウイルスのために立ち上がった。

画像: ルイ・ヴィトンの最新コレクション。

ルイ・ヴィトンの最新コレクション。

 LVMH社が今回生産しようとしているのは、消毒ジェル。クリスチャン・ディオール(Christian Dior)やジバンシイ(Givenchy)、ゲラン(Guerlain)などのコスメや香水の製造工場を使い、16日から消毒ジェルの生産をスタートさせるという。

 しかも生産された消毒ジェルは、販売されるのではなくフランスの保健当局やパリの国立病院などに無料で配布されるという。

 LVMHは、「この構想を通してLVMH社はフランスにおける製品不足のリスクに対処し、より多くの人がウイルスから身を守るために適切な行動を継続出来るようにするつもりです」という声明を発表した。

 LVMHは、2019年にノートルダム大聖堂の火災の際は252億円を再建設費用として寄付するなど、フランスがピンチの際は必ず手をさしのべており、今回も新型コロナウイルスがフランスで拡大していることを受け、化粧品や香水の工場で消毒ジェルを作って無料配布するという太っ腹ぶりを見せた。(フロントロウ編集部)

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