アイアンマンとストレンジがスーツを交換
映画史に残る歴代興行収入を記録したMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、前作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の続編であり、『アベンジャーズ』シリーズの完結篇。
これまでMCUに登場したキャラクターが一堂に会する作品は、2008年の『アイアンマン』から
始まったインフィニティ・サーガというMCUにおける大きな区切りのフィナーレを迎える作品として世界中の人々を感動させた。最強の敵サノスに立ち向かうストーリーは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』で計5時間42分にもなるが、本編に収められなかった映像は数多く存在する。
その代表的な例といえば、ロバート・ダウニー・Jr.が演じたトニー・スターク(アイアンマン)と、キャサリン・ラングフォードが演じたトニーの未来の娘モーガンとの再会シーン。本来なら日の目を浴びずにお蔵入りする映像は、ファンの要望に応えてディズニー+で配信されることになった。
カットされたシーンはこれだけではなく、今回は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でアイアンマンと、ベネディクト・カンバーバッチが演じたドクター・ストレンジがある事をして助け合うシーンが撮影されていたことが明らかになった。
大のアメコミ好きで映画監督のケヴィン・スミスによると、『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』の脚本を手掛けたクリストファー・マルクスとスティーヴン・マクフィーリーから、撮影現場の写真を見せてもらったとポッドキャスト番組『Fatman Beyond』に話した。
そこには、なんとアイアンマンがドクター・ストレンジのマントを着用し、ドクター・ストレンジがアイアンマンのスーツを着用する姿が写っていたといい、ファンにとってはたまらない共演シーンが撮影されていたことを暴露した。
「『インフィニティ・ウォー』が公開される以前に、ロバート・ダウニー・Jr.がマントを着ている写真か画像があった。それで、そのシーンを撮影したことを知ったんだ。そういうシーンがあることは個人的に知っていた。脚本家がスマホを取り出して写真を見せてくれたからね。よくある絵とかではなくて、アイアンマンのスーツに身を包んだシャーロック(ベネディクト)の写真を見たんだ!アイアンマンスーツを着た(ドクター・ストレンジ)の隣で、トニーはドクター・ストレンジのマントを被っていた。それを見た時は驚愕した。彼らには口止めされていた」
※この画像はコンセプトアート。
ヒーロー同士が最大の武器であるスーツを交換するなんて、ファンにはたまらない極上のシーンだが、残念ながら本編に収まることはなく、まさに幻のシーンとなった。(フロントロウ編集部)