ベネチアの水が綺麗に
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、外出禁止令が発令されたイタリアでは、こんな現象が起きている。
世界屈指の観光地である水の都ベネチアは、街全体が海で囲まれているため街の交通手段はボートが基本。毎日何台ものボートや観光用のゴンドラがせわしなくベネチアの水路を行き交いする。そのため、水路の水は濁り、水底が見えることなどほとんどない。しかし、新型コロナウイルスの影響で観光客が激減したことに加え、国民に外出禁止令が発令されたことにより、水路を行き交う船も減少。その結果、ベネチアの水路の透明度が格段に増した。
緑色に濁っていた水路の水は、今や透明。水底が見えるどころか、小さな魚の大群が集まっていることも確認できる。さらにブラーノ島では、白鳥たちが静まりかえったベネチアの水路に翼を休めに集まっているところも目撃されている。
Okay so due to no tourism and visits, in Venice, people stopped going outside and stuff, due to that the water, the rivers in Venice has became clean! And what amazes me is that the nature is finally breathing, animals are finally living in peace and the air is also getting clean pic.twitter.com/rXrVhcjj5W
— ✨EmpathyBiebs✨ (@BiebsEmpathy) March 16, 2020
Swans in Murano and Burano making the most of the current calm, clear water in the canals #Venice #Murano #Burano pic.twitter.com/TpBcdgaBUB
— City Wonders Ltd. (@City_Wonders) March 15, 2020
ここ数ヶ月は新型コロナウイルスによる暗いニュースばかりだが、その“副作用”は意外にも悪いことばかりではないのかもしれない。(フロントロウ編集部)