感染を公表、日ごとの症状を綴る
ディズニーアニメ『アナと雪の女王2』の英語版でノーサルドラ族のキャラクター「ハニーマレン」の声を担当した俳優のレイチェル・マシューズがインスタグラムを通じて新型コロナウイルスに感染したことを公表した。
ホラー映画『ハッピー・デス・デイ』やその続編『ハッピー・デス・デイ 2U』への出演でも知られるレイチェルは、現地時間の3月16日、新型コロナウイルスの感染検査で陽性の判定を受け、1週間前から隔離生活を送っていることを告白。体調は順調に回復しており、少しでも人々の役に立てればという思いから、自身の体験をシェアし、フォロワーからの質問にも答えたいと明かした。
レイチェルは、続けて、自身が経験した1日ごとの症状をリストアップ。その内容はこのように綴られている。
1日目:
喉の痛み、疲労感、頭痛
2日目:
微熱(100.3°F/37.9℃)、激しい体の痛み、悪寒、肺に鋭い痛み、乾いた咳が始まった、食欲なし
3日目:
熱なし、体の痛み少々、肺の痛みがさらに悪化(その結果、深く、乾燥した咳が出る)、息切れ、激しい疲労感、食欲なし
4日目:
やっと症状が和らいできたものの、肺は重く息切れがする。ときどき嗅覚がはたらかず、味もわからない。まだ食欲回復せず
5、6、7日目:
すべての症状にとくに変化はないけど、普段の調子に戻りつつある気がする。まだ息切れ、食欲不振、疲労感、嗅覚・味覚の異常があるけれど、総合的には順調に回復していると思う
自宅でどんなケアをしている?
自身の覚え書きを「症状は人によってさまざま」と注意を添えて公開したレイチェルは、感染公表後にたくさんのフォロワーからお見舞いのメッセージが寄せられたことに感謝。
続けて、最も多かった「回復のためにはどうしたらいい?」、「どんな薬を飲んでいるの?」といった質問に回答した。
レイチェルは、陽性判定後は病院での治療は行っておらず、とにかく自宅で水分補給をし、ビタミンを積極的に摂取、薬局で販売されている咳止めシロップ(デイ・クィル)やアセトアミノフェン系の解熱剤(タイレノール)を服用しているという。
イブプロフェン系の解熱鎮痛剤は、新型コロナウイルス感染時はさらに症状を悪化させる恐れがあると報告されているが、レイチェルは、そのことを知らずにイブプロフェン配合のアドビルを飲んでしまうという間違いをおかしてしまったといい、それによりひどい副作用を経験したという。
「私の場合は、吐き気や視力の異常、めまいなど酷い副作用を経験したわ」と、フォロワーたちには、もし新型コロナウイルスに感染した疑いがある場合は、イブプロフェンは服用しないようにと警告した。
なぜすぐに検査を受けられた?
続けて、フォロワーたちから殺到した「検査はどうやったら受けられるの?」といった質問にも回答。
レイチェルは、現在アメリカでは検査体制が万全では無く、検査を受けることが非常に難しい状況が続いていることを認めながら、自身は、「先に陽性と判定を受けた人物との濃厚接触があったことと、すでに症状が出ていたためため、検査を受けることができた」と明かした。
しかし、レイチェルは、「検査で陽性の結果が出たからといって、何かが大きく変わったり、特別な薬を処方してもらえたりするわけではない」と説明。もしも、明らかな症状が出ていないのに、ただ不安から検査を受けたいと思っている人は、とにかく自主隔離をして自宅で様子を見るべきだと経験者の立場からアドバイスした。(フロントロウ編集部)