アンジェリーナ・ジョリーが、新型コロナウィルスの影響で学校が休校になり、給食を得られない子供たちを支援するために寄付を行なった。(フロントロウ編集部)

アンジェリーナ・ジョリーが子供たちのために寄付

 新型コロナウィルスの影響により、世界各地で外出禁止令が出され、多くの人が自宅隔離を行なっている。もちろんその中には、小・中学校に通う子供たちも。しかし子供たちのなかには、給食によって日々の栄養を補っている子も。休校によって、そういった子供たちの健康への深刻な影響も心配されている。

 そんななか、6人の子供を育てる俳優のアンジェリーナ・ジョリーが、子供たちを救うために行動を起こした。彼女はこの度、給食に頼っている子供たちのために食料を配給する活動を行なう団体No Kid Hungry(ノー・キッド・ハングリー)に、約1億1,000万円を寄付した。ノー・キッド・ハングリーとの共同声明で、アンジェリーナはこうメッセージを送った。

画像: アンジェリーナと子供たち。左から、ヴィヴィアン、アンジェリーナ、ザハラ、シャイロ、ノックス。

アンジェリーナと子供たち。左から、ヴィヴィアン、アンジェリーナ、ザハラ、シャイロ、ノックス。

「多くの子供たちが、学校で受け取れるケアや栄養に依存しています。そしてアメリカでは、2,200万人近い子供が、食料援助を頼っています。ノー・キッド・ハングリーは、そういった子供たちをできるだけ多く支援できるよう、確固たる努力を行なっているのです」

 給食が健康のカギとなっている子供たちの環境の原因には、保護者の経済的困窮(こんきゅう)だけでなく、保護者自身に身体的・精神的障がいがある可能性や、子供が虐待を受けている場合もある。

子どもへの支援を重点的に行なっているアンジェリーナ

 2012年から国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の特使を務めるアンジェリーナは、その他にもUNHCRを通して、アフガニスタン、カンボジア、ケニア、そしてナミビアの学校で、新型コロナウィルスのパンデミックが発生するなかでも教育が止まらないよう支援するために寄付を行なった。

画像: 2011年にアフガニスタンを訪れたアンジェリーナ。

2011年にアフガニスタンを訪れたアンジェリーナ。

 またアンジェリーナは現在、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)とともに、世界中の子供たちが、休校中も遠距離から教育を受けられるよう支援する団体の設立に携わっている。

 アンジェリーナは2006年には、カンボジアで養子に迎えた第1子マドックスの名前を冠した、カンボジアでの様々な支援を目的とした団体The Maddox Jolie Pitt Foundation(ザ・マドックス・ジョリー・ピット・ファウンデーション)を設立。現在団体を通して、カンボジアにある10の学校を支援している。また、アンジェリーナ・ジョリー・スクールという女子校を、ケニアに1つ、アフガニスタンに2つ設立している。(フロントロウ編集部)

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