新型コロナウイルス対策として自宅隔離を行なう人々のために、潜水艦で過ごしたことのあるイギリスの元海兵隊員が、過ごし方のアドバイスを公開。(フロントロウ編集部)

“閉じ込もりのプロ”がアドバイス

 パンデミックと宣言された新型コロナウイルスで、世界中の多くの人々が自宅隔離を行ない、日本でも今週末に首都圏で外出自粛が要請されている。しかし、家からずっと出ないというのは誰にとっても気が塞ぎがちになるもの。そんな人々を見た、ある意味で「閉じこもりのプロ」ともいえる人物がアドバイスをツイートした。

 イギリスに住むジョン・ベイリーは、イギリス海軍で潜水艦勤務をしていた経験を持っている。海深くに潜る窓のない潜水艦で数ヵ月を過ごしたジョンは、そんな中でもちゃんとした日常を過ごすために、いくつかの“戦略”に沿って行動していたそう。ジョンがあげたものの中には、こんなものがある。

画像: “閉じ込もりのプロ”がアドバイス

食事

 ジョンは、食事の準備に時間をかけることは良いとしながらも、体重増加を防ぐために「たくさん食べる日」と「あまり食べない日」を設けていたそう。ジョンの生活では、土曜日にお肉を食べ、金曜日の昼に魚、夜にカレーやピザを食べれば、他の日はスープとパンで十分だったという。

エクササイズ

 1日のうち少なくとも20分から30分は、YouTubeのエクササイズ動画を見ながらでも良いから運動をすべきだと、ジョンはアドバイス。運動は気分を良くし、健康をキープするにも重要。

掃除

 家で過ごす時間が増える分、家の中が汚くなるのも早くなってしまう自宅隔離。掃除は大切で、毎日のルーティーンに入れ込むのが、ジョン流だという。

連絡

 潜水艦ではもちろんインターネットがないため、家族や友人と連絡を取ることは簡単ではない。しかし、1週間に1度は地上から電報が届き、それは1週間で最も嬉しいことだったそう。そんな経験を持つジョンは、人と会えなくても、連絡は取り続けたほうが良いと語った。

考え方

 今なお感染が拡大している新型コロナウイルスとの闘いは、今のところ終わりが見えない状況。だからこそ、ジョンは「これもいつか終わる」と考えることが大事だと言う。また、気になってしまってニュースやツイッターばかりをチェックし続けることも、良くない。自分が楽しめることや、将来のことを考えると良いとアドバイスした。

画像: 考え方

 最後には、「少なくとも、あなたたちには窓があるでしょう!」とジョークを言い、さらに、最前線となる病院で働いている人々へ励ましのメッセージを送ったジョン。日本ではまだ外出禁止令は出されていないけれど、週末の外出自粛や、禁止令が出された時のために、今から行動しておくのも1つの手。(フロントロウ編集部)

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