イギリス王室のロイヤルキッズたちが、一生懸命拍手を送る可愛らしい動画が公開。新型コロナウイルス感染症の最前線で働く医療従事者たちに感謝の意を表した。(フロントロウ編集部)

ロイヤルキッズからの感謝の気持ち

 イギリス王室のウィリアム王子&キャサリン妃の長男のジョージ王子(6)、長女シャーロット王女(4)、そして4月末に2歳の誕生日を迎える次男のルイ王子(1)が3人並んで一心に拍手を送る姿を撮影した動画が一家の公式インスタグラムである、ケンジントン宮殿のアカウント「@kensingtonroyal」で公開された。

 この動画には、「COVID19(新型コロナウイルス)の影響を受けた人々を救うため懸命に働いてくださっている医師、看護師、介護職員、総合診療医、薬剤師、ボランティア、そしてすべての国民医療サービス(NHS)職員のみなさんへ。ありがとうございます」というウィリアム王子とキャサリン妃からの感謝の言葉が。

 さらに、イギリスを含むヨーロッパを中心にSNS上で拡散されている医療従事者たちへの感謝を伝える「#ClapForOurCarers(私たちの医療従事者に喝采を)」、「ClapForCarers(医療従事者に喝采を)」 「#ThankYouNHS(ありがとうNHS)」、「#ClapForNHS(NHSに喝采を)」というハッシュタグも添えられていた。

 ロイヤルキッズ3人そろってのインスタグラムへの登場は、公務や公式ポートレート以外でかなり稀であり、動画はこれが初めて。

 カメラに向かって少し緊張した、はにかんだ様子を見せるジョージ王子や、つい飛び出してしまったシャーロット王女の子供らしい笑い声、そして、そんな2人の様子をキョロキョロと見比べながら、一生懸命マネをしている、まだあどけないルイ王子の可愛らしい姿が、たくさんの人の心を癒している。


「医療従事者に拍手を」

 新型コロナウイルス感染拡大による未曽有のパニックの最中、最前線で尽力してくれている医療従事者たちや、彼らをサポートしている医療機関のスタッフらに感謝の想いを伝え、労うために、“拍手を送る”というムーブメントがスタートしたのは、いまや新型コロナウイルス感染による死者数が4000人を超え(※)、イタリアに次ぎ、世界で2番目に死者が多い国となってしまったスペインのある住宅街。

※日本時間3月27日未明の報告。

 新型コロナウイルスの危険と隣り合わせで働く医療機関に勤める労働者たちの功労を称えるため、あるユーザーが自主隔離中の近隣住民に呼びかけ、バルコニーに出て、勤務を終えて帰宅する医療従事者たちに向かってスタンディングオベーションを送ったのが始まりだった。

 「#ClapForOurCarers」には、ウィリアム王子&キャサリン妃一家のほかにも、映画『007』シリーズで過去5作にわたってジェームズ・ボンド役を演じた俳優のダニエル・クレイグと、彼の妻で映画『女王陛下のお気に入り』などで知られる俳優のレイチェル・ワイズとともに賛同。

 『007』の公式SNSでは、ダニエルとレイチェルにくわえ、ロリー・キニア、ナオミ・ハリス、ベン・ウィショーといったシリーズのキャストたちが拍手を送る動画が公開された。

 さらに、ボリス・ジョンソン英首相もリシ・スナック財務相とともに、首相官邸の前で拍手を送る写真を公開している。

(フロントロウ編集部)

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