薄い唇に口紅は似合わない?
唇が薄いと、真っ先に思い浮かぶ「口紅の色」は、おそらく肌なじみの良いコーラルやピンク系。一般的に、これらのナチュラルカラーは、上品で唇をふっくら見せる効果があると言われている。
一方で、赤リップやテラコッタ、ボルドーなどの「濃い色の口紅」は主張が強すぎるため、唇が薄いと似合わないと思っている人も多いはず。しかし、実際には、濃い色や明るい色の口紅は、どのような唇の形や大きさにも似合うように作られていると専門家は言う。
ランコムのビューティーアドバイザーを務めるオリビア・トンプソンが、唇が薄くても楽しめる「濃い色リップ」の塗り方や自信をつけるコツを紹介した。
ステップ1.リップライナーで下書き
はじめに、上唇の少し上と、下唇の少し下、それから唇の外側をリップライナーで塗る。中心から塗り始めると、オーバーリップをしてもバランスを取りやすいとのこと。また、オリビアは「リップラインがギザギザにならないように、指で周りを軽くぼかしながら塗ること」と米メディアMakeup.comでアドバイス。
オススメのリップライナーは、ロレアルパリのエイジ パーフェクト リップライナーで、色はパーフェクト・バーガンディ。美しいレッドブリックが、どんな肌色でも引き立ててくれるという。
ステップ2.好みの口紅を塗る
次に、好みの色の口紅をリップブラシにつけ、唇の真ん中から外側に向かって、少しずつ塗っていく。外側から始めると、口紅がはみ出てしまったり、やりすぎ感が出たりするため、必ず唇の中心から慎重に色を重ねていくのがポイントだという。
ひと通り唇を塗り終わったら、再びリップライナーを持ち、ボリュームが欲しい部分(唇の端など)を書き足していく。最後に何もつけていないリップブラシで、全体の色をなじませて出来上がり。オリビアは「しっかりブレンディングをするのが成功の秘訣」だとも付け加えた。
また唇が薄いと、ボリューム感を出したくて、ついグロス系のものを選びがちだけれど、濃い色のリップの場合は、落ち着いたセミマットがオススメ。しっとり感を残しつつ、キレイに発色するため、唇がより美しく見えるのだそう。
唇が薄いからといって、濃い色や明るい色のリップを諦めるのはもったいない。プロのアドバイスを参考に、もっとさまざまな色のリップメイクに挑戦してみて。(フロントロウ編集部)