大人気映画『ワイルド・スピード』シリーズで主人公のドミニクを演じるヴィン・ディーゼルが、新型コロナウイルスに悩まされる世界中のファンに向けて、実の息子とともにインスタグラムでメッセージを発信した。(フロントロウ編集部)

世界に蔓延する新型コロナウイルス

 ヴィン・ディーゼルは、大人気カーアクション映画『ワイルド・スピード』シリーズで主人公のドミニクを演じている俳優。2020年5月にシリーズ最新作の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』が公開される予定だったが、新型コロナウイルスの流行が深刻化したことにより、約1年間の公開延期となった。

画像: 世界に蔓延する新型コロナウイルス

 2019年の12月末に新型ウイルスが最初に確認されて以降、2020年4月6日までに191の国・地域で計124万4740人余りの感染が確認され、6万8125人の死者を出している新型コロナウイルスは、いまだ止まることを知らない。

 そんななか、ヴィンは自身の11歳の息子ヴィンセント君とともに、新型コロナウイルスに悩まされる世界中のファンに向けて、励ましのメッセージを送った。

ヴィン・ディーゼル親子から愛のこもったメッセージ

 「僕の息子は今、中国語のオンライン授業から帰ってきたところ。僕たちはいち早くメッセージを伝えたかった」と言ったヴィン。その後、ヴィンセント君に「何が言いたいかというと?」と促すと、ヴィンセント君は「何が言いたいかというと、コロナウイルスは僕らに害を与えているけど、同時に助けているとも言いたいんだ」と答えた。

 そしてヴィンセント君は続けて、「第一に(今の状況は)、世界中の人とファミリーだって感じさせてくれる。みんなつながっているんだ」と誰もが一人ではないという考えを発表。

 さらに、「第二に、僕らは今コロナウイルスのことを考えるのではなく、きっと大丈夫だと信じて、どうやって世界を助けられるか、お互いを支えるかを考えている」とコメント。ヴィンはそれを聞きながら優しい笑みを浮かべた。

 この動画に続けてヴィンは4歳の娘、ポーリーンちゃんがたどたどしく歌を歌う動画も投稿。世界に少しでも幸せを届けられるよう、ヴィンなりの優しさを見せてくれた。ちなみに、ポーリーンちゃんの名前の由来は、『ワイスピ』シリーズで共演していた、故ポール・ウォーカーにちなんでいる。

新型コロナウイルスはヴィンも悩ませる

 もちろん、ヴィンも新型コロナウイルスのせいで大きな被害を被っている一人。2020年3月13日に自身が主役を務める映画『ブラッドショット』が公開されたものの、ウイルスの蔓延により劇場が次々と閉鎖したため、上映が困難に。同作品は、劇場公開からたったの数日間で予定よりも数ヶ月も早くデジタル配信することが決定した。

画像: 新型コロナウイルスはヴィンも悩ませる

 また、ヴィンにとっては非常に重要な『ワイルド・スピード』の最新作『ジェットブレイク』も、2020年5月に公開予定だったにもかかわらず、約1年延期に。やむを得ない状況とは言え、公開に向けてSNSなどでマーケティングを進めていたヴィンにとっても大きな痛手となった。

 そんななかでも、ヴィンは世界中のファンを励まし、助け合いの精神を語る息子のそばに立ち、愛と希望でこの困難を乗り越えようと世界に呼びかけている。(フロントロウ編集部)

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