ひと気のない街を徘徊する地球外生命体
各国で新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために外出自粛が実施されるなか、ある1人の男性は、あるものが街を徘徊しているのを動画に収めた。「事態はかなり深刻になっているな」というコメントが添えられた動画がこちら。
Things are getting pretty serious. pic.twitter.com/OLc6egO9V5
— Ben (@Jamin2g) April 3, 2020
なんと巨大なロボットが、ひと気のない街を動き回り、まるで人間を外に出さないように監視している! さらに、けっこう大きめの音量で言葉を話している…。じつはこの金属製の移動装置の中には、惑星スカロの科学者ダヴロスにより改造された地球外生命体のカレド族のダーレクが入っており、彼らの外見は地球の生物でいうとタコのよう。憎悪以外の感情を持たないダーレクはただひたすら殺戮を繰り返すので、この“見回り”の効果は、今の時期の人間にとっては最適かもしれない…。
なぜここまでエイリアンの正体がすでに明らかになっているのか…。それは、じつはこれは、イギリスの大人気テレビドラマ『ドクター・フー』のキャラクターだから! 放送が終了していた時期もあるけれど、1963年に放送が開始されて以降、世界中で愛されている『ドクター・フー』で、ダーレクは開始当初から出ているほど人気のキャラクター。
誰か人間が操作しているのは確かだけれど、映像でも確認できないように、現場にいた男性すらもこのダーレクがどこから来たのかは分からなかったそう。中に子どもでも入っていたのか、はたまた遠隔操作がされていたのかは分からないけれど、ファンが制作したとみられる移動装置のクオリティはかなり高めで、新型コロナウイルスのパンデミックによって世界中で混乱が続くなか、ひと気のない街をダーレクが徘徊する映像は、ファンでない人が見ても少し怖くなってしまうほど。
一方で何人かのファンからは、このダーレクが欲しいという声もちらほら。しかしダーレクが動画の中で叫んでいるとおり、人間は家の中にいなくてはいけない。そこで、他のファンからは「今は隔離生活期間だぞ?自分で作れよ」というつっこみコメントが返されていた。
ちなみに、動画のものと同じダーレクかは明らかではないけれど、別のユーザーのなかにもダーレクと遭遇したファンが。その写真では、子どもたちがダーレクと触れ合っていた。(フロントロウ編集部)