朝は、日中の刺激から守るため
朝のスキンケアの目的は、乾燥や紫外線、花粉などのダメージから肌を守ること。
そのため、朝のスキンケアは紫外線をカットするSPF配合の「日焼け止め」や、日中の肌に負担をかけない軽いテクスチャーの「保湿クリーム」を使うのが最適なのだそう。
ロサンゼルスを拠点に活躍する皮膚科医のジェシカ・ウー医師は「必ず日中はSPFを含むものを使うこと。外出時の紫外線から肌を守ってくれる。あと保湿クリームは、べたつかないライトなものがオススメ。メイクをした時に(油分で)テカらないからね」と米メディアbyrdieでアドバイス。
ビタミンCは「朝」使うのが正解!
ビタミンC美容液は、日光に対して肌を過敏にするというイメージがあるけれど、専門家によると実はこれは間違い。皮膚科医のジョシュア・ツァイヒナー医師は「ビタミンCには、フリーラジカルや日中のダメージから肌を守る役割を持っている」と、ほとんどの皮膚科医が「朝」に使うこと推奨していると米メディアAllureで明かした。
夜は、日中の疲れを癒すため
一方で、夜のスキンケアの目的は、日中に溜まった肌の疲れを癒し、回復させること。
そのため、小ジワやほうれい線を改善する「エイジングケア美容液」や、くすみやシミを改善する「美白美容液」などの“有効成分”が配合されているスキンケア製品は、夜の間に使って肌にじっくり浸透させるのが効果的なのだそう。
ウー医師は「だから夜用の保湿クリームには、SPFを含まない濃厚なものが多いの。レチノイド(肌にふっくらハリを与える成分)が含まれていることも多いわね」と説明。
他にも、夜のスキンケアはメイクを落とすだけでなく、日中に溜まった不要な角質を落とすのもポイント。ウー医師は「肌のターンオーバーを促すグリコール酸(AHA)を含むピーリングやスクラブを使って、汚れや皮脂をスッキリ落とすのも大事」とつけ加えた。
スキンケアは、朝と夜で変えるべき!
結論からいうと、スキンケアは、朝と夜で使い分けたほうが効果は上がりやすい。
たしかに、ほとんどのスキンケア製品には、使うべき時間帯は明記されていないし、基本的にいつでも好きな時に使ってもいいものとされている。しかし、少しでも効率よく使いたいのであれば、朝と夜で使い分けるのもひとつの手だと勧めている。
ウー医師は「私の患者の多くは、異なる成分の利点を求めて、昼と夜で異なる製品を使うことを好んでいる。例えば、朝は抗酸化物質を含んだ保湿クリームを、夜はレチノイドを含んだ製品を使うことを選ぶとかね」と話している。
スキンケアは、日中は「保護」、夕方には「補修」が合言葉。もし、どのタイミングでどのスキンケアを使うべきか迷った場合は、近くの皮膚科医に相談してみて。(フロントロウ編集部)