ブラッド・ピットがお天気キャスターに! しかし一瞬で終わったゆるいお天気ニュースには、司会のジョン・クラシンスキーもクスッ。(フロントロウ編集部)

ハッピーなニュースだけを伝えるSome Good News

 新型コロナウイルスの影響で世界全体にどんよりとした雰囲気が立ち込め、人にも会えない。そんななかで起きたハッピーなニュースだけをお伝えするアメリカの『Some Good News(原題)』が人気。

 映画『クワイエット・プレイス』で監督と俳優の両方を務めたジョン・クラシンスキーが、上はスーツ、下はジャージの半ズボンで司会を行なうこの番組ではこの日、いくつかのポジティブなニュースのあと、新型コロナウイルスによる外出自粛で中止となってしまったプロムをオンラインで開催した様子を放送した。ジョナス・ブラザーズやビリー・アイリッシュなど豪華なシンガーも登場し、プロムを盛り上げた。

 しかしその前に確認すべきなのは、天気? 「天気を確認しなきゃいけないよね」と話すジョンが呼びかけたのは…。

「ブラッド、外の様子はどう?」

画像: ⓒSomeGoodNews/YouTube

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ブラッド・ピットがお天気ニュース

 なんと、ブラッド・ピットがひょっこり登場! 気象予報でおなじみの天気図や気温の表示などはなく、窓からただ身体を出して空を確認したブラッド。この日はあいにくの曇りだけれど、気象予報士ブラッドのお天気ニュースには、とくに影響はなかった。

「見た感じ…、すごい良いよ。…、うん」

 ゆるすぎるブラッドの一瞬で終わる天気予報には、ジョンもクスっとした表情。天気が晴れであれ曇りであれ、自分が良いと感じたらそれで良いというブラッドの態度は、ハッピーなニュース番組にぴったりだった。

ブラッド・ピット、過去にも天気予報をしていた

 じつはブラッドが天気予報を行なったのは、これが初めてではない。2017年には、コメディトーク番組『The Jim Jefferies Show(原題)』に出演し、気象予報士になりきった。この出演の理由には、世界の国々で地球温暖化に対策を打とうとする国際的枠組み「パリ協定」から、アメリカのドナルド・トランプ大統領が離脱を表明したことがある。

 そんな真面目な目的だったけれど、ブラッドは「このエリアからだんだん気温が上昇していって、それからこっちのエリアも暖かくなってくるでしょう」と言った、これまたゆるいお天気ニュースをし、視聴者に真面目なトピックを面白く伝えていた。

 ブラッドは数多くの問題が指摘されてきたトランプ政権をたびたび皮肉っており、2020年のアカデミー賞で助演男優賞を受賞した際にも、スピーチの初っ端から政権批判をしたことで拍手が送られた。(フロントロウ編集部)

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