2010年に公開されたホラー映画『ムカデ人間』の海外ファンが制作したグミの完成度が高すぎる!(フロントロウ編集部)

カルト的大人気のホラー映画『ムカデ人間』

 映画『ムカデ人間』は、複数の人間をつなげ合わせ一つの生命体にするというホラー作品。2010年に1作目が公開され、2011年、2015年と続編が公開された。その恐ろしすぎる内容は全世界の映画ファンにショックを与え、シリーズ1作目から10年がたった今でもカルト的人気を誇っている。

 2016年にはシリーズ3作品をセットにした限定版ブルーレイBOXが日本で発売されるも、瞬く間に出荷終了。その反響を受け、公開から10年となる2020年にシリーズ3作と特典映像を収めた「ムカデ人間 完全連結ブルーレイお買い得セット」が2020年6月5日に発売される。

 発売にあたり、全国の映画館では一挙上映のイベントなどが予定されていたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止に。そのかわりに、ソーシャル・ディスタンスを保ったまま“みんなでつながる”同時再生祭りが4月28日に行われることになっている。

 そんな大人気ホラー『ムカデ人間』の海外ファンが、家にいながら映画の“連結”を完全再現したグミを作ることに成功。

やけに凝っている『ムカデ人間』の手作りグミ

 『ムカデ人間』のグミを作ったのは「いらない発明品(Unnecessary Inventions)」というサイトで「ピザ2切れを運べるショルダーバッグ」や「Apple AirPodsの先端につけられる持ち運び用の箸」などの謎商品を制作、販売しているマティ・ベネデット。

 マティは初めに、3Dプリンターを使用して、3人の人間がお尻の穴と口で繋がっている“ムカデ人間”の金型を制作。そこにシリコンを流し込んで、シリコン製の型を作った。さらにマティは同じ方法で、内臓を表す細長い型も制作した。

 そしてまずは、細長い内臓を表す型に赤いグミのもとを流し込み、冷却。冷えて固まったそのミミズのようなグミを、3人の人間の連結部分としてムカデ人間の型に配置し、その上から様々な色と味のグミのもとを流し込み、『ムカデ人間』グミを完成させた。

 出来上がったグミは、3人の人間の内臓がつながっている様子がわかるグロテスクな仕上がりに。しかし原材料は一般的なグミと同じなため、味は美味しいグミ。

※スライドの2枚目でグミの全体像がわかる。

 ちなみに余談だけれど、『ムカデ人間』シリーズの監督、トム・シックスは米Kpbsのインタビューで「見終えた後に『今日の夕食はなんだろう?』と思うような映画は好きじゃない」と答えていた。確かに『ムカデ人間』を見ながら食べ物のことを考えられる人はかなりの猛者かもしれない。

 『ムカデ人間』の同時上映祭りは、4月28日の21時よりSNSを中心に開催される。気になる人は、公式を是非チェック。(フロントロウ編集部)

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