ヴィン・ディーゼル主演の大人気カーアクション『ワイルド・スピード』に登場する日本産の車を、その平均的な価格と共にご紹介。憧れのキャラクターと同じ車に乗れるかも?(フロントロウ編集部)

ド派手なカーアクション『ワイルド・スピード』

 『ワイルド・スピード』は2001年から続く人気カーアクション映画。日本のファンからは『ワイスピ』という愛称で親しまれ、既に公開されている8作品の累計興行収入は、なんと5,400億円を突破している。

画像1: ©︎UNIVERSAL PICTURES/DENTSU/FAST 7 PRODUCTIONS/ONE RACE FILMS/ / Album/Newscom

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 最新作にしてシリーズ9作目の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、1月31日に予告編が公開されるやいなや、24時間で5億回の再生回数を突破。しかし残念ながら新型コロナウイルス流行の影響により、公開日が2020年5月から2021年に延期となった。

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 そんな本シリーズには日本車、アメリカ車、欧州車など、様々な車が登場する。しかも、スーパーカーやマッスルカー、ヴィンテージカーなど、バリエーションも豊か。登場人物はそれぞれのキャラクターの性格にぴったりの車をド派手に乗りこなしている。

 特に、日本車の存在感は大きい。ポール・ウォーカー演じるブライアンや、最新作でカムバックするサン・カン演じる大人気キャラクターのハンも、日本製の車を愛用。

画像: サン・カン演じるハン ©︎UNIVERSAL PICTURES / KEYTE, GILES / Album/Newscom

サン・カン演じるハン ©︎UNIVERSAL PICTURES / KEYTE, GILES / Album/Newscom

 今回は、『ワイルド・スピード』シリーズに登場した日本車の中でも代表的なものとその価格の平均値をご紹介。もちろん映画の中に登場する車はカスタマイズやチューニングを行っているため、元々の値段よりも高いけれど、憧れのキャラクターと「同じ車」を買うことは意外と夢じゃないかも。

「三菱 エクリプス」乗っていた人:ブライアン・オコナー

画像2: ©︎UNIVERSAL PICTURES / Album/Newscom

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 1作目の『ワイルド・スピード』でロス市警の警察官だったブライアンがおとり捜査用に乗って登場したのがネオングリーンの三菱エクリプス。改造にかかった費用はなんと880万円(8万ドル)。残念ながら物語序盤で大破してしまったけれど、ファンに圧倒的なインパクトを与えた一台。

 三菱エクリプスは2012年12月に生産終了となっており、中古車で購入すると約50万〜250万円。

「マツダ RX-7」乗っていた人:ドミニク・トレット(ドム)

画像3: ©︎UNIVERSAL PICTURES / Album/Newscom

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 こちらも1作目の『ワイルド・スピード』で登場。ドムがストリートレースをしていたときに、真っ赤な1993年式のRX-7(FD3S)に乗っていた。また、モデルは違うけれどもRX-7は2作目、3作目と、たびたび『ワイスピ』シリーズに顔を出す車でもある。

 ドムと同じモデルの車に乗りたい人は、1993年式の中古車を探さなければならない。在庫台数が少ないということもあり、その価格は約200万〜500万円。しかし、多くの店で「ASK(応相談)」の価格表示になっている。

「日産 シルビア」乗っていた人:レティ・オルティス

画像4: ©︎UNIVERSAL PICTURES / Album/Newscom

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 ドムの恋人レティが1作目の『ワイルド・スピード』で愛車として乗りこなしていたのが日産シルビア。レティはボディをピンクパープルに塗り、ドラッグレースで異性相手に大差をつけて勝利。レース界には性別など関係ないことを見せつけた。

 中古車での価格は約200万〜300万円。

「三菱 ランサーエボリューションⅦ」乗っていた人:ブライアン

画像: ©︎UNIVERSAL PICTURES / REED, ELI / Album/Newscom

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 シリーズ2作目の『ワイルド・スピードX2』で、今度はFBIのおとり捜査官となったブライアンが乗っていたライムゴールドのランサーエボリューション。日本では「ランエボ」という愛称で知れ渡っているけれど、作中では「エボ(EVO)」と呼ばれていた。ブライアンは猛スピードで走行中に、車にうち込まれた電子機器を狂わせる機械の「ジャマー」を見事解除。

 中古価格は約100万〜200万円。

「日産 スカイラインGT-R」乗っていた人:ブライアン

画像5: ©︎UNIVERSAL PICTURES / Album/Newscom

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 『ワイルドスピードX2』、『X3』、『MAX』と3作続けてブライアンが乗っていた愛車。また、シリーズ9作品中4作品に登場する『ワイスピ』御用達の車と言ったらコレ。シルバーの本体の中央をブルーのラインが横切るスタイリッシュな塗装が施されていた。

 こちらも中古車の販売となるが、その価格は約500万〜800万円と新車並みの価格。

「日産 フェアレディZ」乗っていた人:「ドリフトキング(D.K)」タカシ

画像6: ©︎UNIVERSAL PICTURES / Album/Newscom

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 シリーズ3作目の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で、「ドリフトキング(D.K)」の異名を誇る都内最強の走り屋、タカシが乗っていた。『ワイスピX3』は日本が舞台ということもあり、日本車が続々登場。ちなみに主人公のショーンは、前述の「シルビア」や「ランサーエボリューション」などに乗っていた。

 2002年から2008年まで生産されていたフェアレディZの中古価格は約100万〜200万円ほど。

「マツダ RX-8」乗っていた人:「ドリフトガール」ニーラ

画像: ©︎UNIVERSAL PICTURES/ORIGINAL FILM / Album/Newscom

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 『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』でヒロインのニーラが乗っていた水色のRX-8。彼女が主人公とメールするときの宛名は「ドリフトガール」で、その名の通り他の走り屋に混ざって素晴らしいドリフトのテクを披露してくれた。ニーラは日本で生まれ育ったというのに、その見た目から高校生になるまで「外国人」と差別的に扱われてきたことを嫌だと言っていた。2006年に公開されたにもかかわらず、こういった身近な差別問題にも切り込んでいるところが『ワイスピ』シリーズの素晴らしさでもある。

 RX-8の中古車販売価格は、約50万〜100万円。

「トヨタ スープラ」乗っていた人:ブライアン

画像2: ©︎UNIVERSAL PICTURES/DENTSU/FAST 7 PRODUCTIONS/ONE RACE FILMS/ / Album/Newscom

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 シリーズ1作目の『ワイルド・スピード』とシリーズ7作目の『ワイルド・スピード SKY MISSION』でブライアンが乗っていた車。ブライアン演じるポールは、『SKY MISSION』クランク・アップ前に自動車事故で他界。その際ドム役のヴィンはポールへの追悼として、映画の中で白いスープラを起用。その車は、大の車好きだったポールが経営していたカーショップのものだったという。

 『ワイルド・スピード SKY MISSION』でブライアンの乗っていた「JZA80型」というスープラの中古価格は約200万〜500万円。

「トヨタ新型スープラ」乗っていた人:ハン

画像7: ©︎UNIVERSAL PICTURES / Album/Newscom

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 まだ予告編しか公開されていない『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』でカムバックするハンが乗っている車は、2019年に発売された最新のトヨタスープラ。シリーズ3作目の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で死亡したと思われていた際は、オレンジと黒に塗装された「マツダ RX-7 Fortune」に乗っていたけれど、最新作で乗っている新型のスープラも同じカラーリング。これにはファンも大歓喜した。

 現在新車が販売中で、その価格は約500万〜700万円。

 『ワイスピ』に登場する車は、日本車以外にも魅力あふれるものばかり。お気に入りの車を探してみては?(フロントロウ編集部)

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