汗や皮脂、紫外線、エアコンなど、なにかと肌が揺らぎがちな初夏のスキンケアのコツを海外の皮膚科医たちがアドバイス。(フロントロウ編集部)

汗ばむ季節は、肌荒れしやすい?

 汗や皮脂で肌がベタつく季節になると、丁寧にスキンケアをしているつもりでも「あれ、なんだか肌荒れしやすくなった?」と感じた経験、誰しも一度はあるのでは?

画像: 汗ばむ季節は、肌荒れしやすい?

 とくに季節の変わり目である初夏は肌荒れを起こしやすく、その理由について皮膚科医のシャーリーン・デヘイブンは「気温が上がると発汗や皮脂の分泌が活発になるため、毛穴が詰まってニキビができやすくなる」と米メディアByrdieで説明。

 またエアコンや紫外線の影響によって乾燥もしやすく、冬以上に肌トラブルが起こりやすい季節だという。そこで今回は、初夏のゆらぎ肌を整えるスキンケアのコツを美肌の専門家たちが紹介。

コツ1.オイルフリーの日焼け止めを使う

 デヘイブン医師によると、にきびも日焼けも同じ炎症のプロセスにあるそうで、肌トラブルを悪化させないためには“紫外線ダメージを最小限に抑える”ことが大切だという。

画像: コツ1.オイルフリーの日焼け止めを使う

 紫外線は、日焼けだけでなく、乾燥やバリア機能の低下など肌荒れを引き起こす原因になりやすく、デヘイブン医師は「毎日しっかりUVケアをして、なるべく日焼けを避けることをオススメする」とコメント。

 しかし、なかには日焼け止めによって肌荒れをしてしまう人もいるだろう。その場合、デヘイブン医師は、ニキビができにくい「ノンコメドジェニック処方」の日焼け止めや、肌への刺激が少ない「紫外線散乱剤」配合の日焼け止めを使うことを勧めている。

コツ2.洗顔しすぎない

 気温が上がると、汗や皮脂の分泌が活発になって顔がベタつきがち。つい気になって洗顔の回数を増やしたり、ゴシゴシ洗ったりするけれど、肌に余計な負担をかけるためNG。

画像: コツ2.洗顔しすぎない

 皮膚科医のアダム・フリードマン医師は「たしかに余分な皮脂や汗を流すのも大事だけれど、洗いすぎは肌が乾燥して肌荒れしやすくなるだけだよ」と、肌のバリア機能を低下させる恐れがあると忠告。

 デヘイブン医師いわく、汗や皮脂のベタつきが気になる季節でも、基本的に洗顔は朝と夜の2回だけ。その代わり、洗顔料をしっかり泡立て、優しく丁寧に洗うことを心がけて。

コツ3.化粧水選びに気をつける

 とくにテカリが気になるオイリー肌の人は、普段からさっぱりタイプの化粧水や肌をキュッと引き締めてくれる収れん化粧水を使うことが多いと思うけれど、デヘイブン医師は「汗ばむ季節に取り入れる場合は、注意が必要」と明言。

画像: コツ3.化粧水選びに気をつける

 デヘイブン医師は「これらの化粧水は、肌をさっぱりさせてくれるけれど、使いすぎると肌が乾燥してしまい、逆に皮脂の分泌量が増える」と、使い方次第では、いわゆる“インナードライ”を引き起こす恐れがあると指摘。

 余計な肌トラブルを引き起こさないためにも、デヘイブン医師は「夏の間だけサリチル酸を含む“ニキビケア用化粧水”に切り替えるのもひとつの手」と助言している。

 肌が揺らぎがちな初夏の季節。美肌の専門家たちの意見を参考にして、みずみずしい健やかな肌をゲットしてみて。(フロントロウ編集部)

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