名盤のジャケット写真が新型コロナウイルスで距離を持つ
新型コロナウイルスが流行しているなか、世界では、公共の場で他人と2メートル以上の距離を保つことや、大人数で集まらないこと、自宅にこもって不要不急の外出を避けることなどがソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)と呼ばれ、各国で社会と距離を取ることが推奨されている。
以前フロントロウ編集部では、大手自動車メーカーのアウディやフォルクスワーゲン、コカ・コーラをはじめとする清涼飲料水を製造販売するザコカ・コーラカンパニーが、自社のロゴを使ってソーシャル・ディスタンシングを推奨していることを紹介したけれど、今回はクイーンやオアシス、ザ・ビートルズなど、人気アーティストの名盤のジャケットが題材になった。
数々のアーティストの名盤ジャケットを新たなデザインにしているアカウントActivistaLosAngelesの作品の中から数枚ピックアップしてご紹介。
ザ・ビートルズ『アビイ・ロード』
ファンでなくとも1度は見たことがあるザ・ビートルズのアルバムの中で最も有名なアルバムのジャケット。メンバーたちが1列に並んでいるデザインだったけれど、距離を取らせるためにバラバラに。
クイーン『クイーンII』
フレディ・マーキュリーが胸の前に手をクロスして、他のメンバーたちが密集している『クイーンII』のアルバムのジャケットは、距離を持たせるためにフレディ以外が四方に散らばった。
ミーゴス『カルチャーⅡ』
カーディ・Bの夫オフセットが所属するラッパー集団ミーゴスのアルバム『カルチャーⅡ』もソーシャル・ディスタンスを取るデザインに。中央のクエヴォを中心にオフセットとテイクオフは左右に移動し、距離をとった。
U2『ヨシュア・トゥリー』
2,500万枚以上売り上げたロック史に残る名盤といわれる『ヨシュア・トゥリー』のジャケットは、メンバー達が左サイドに固まっていたが、四方八方にバラバラとなりソーシャル・ディスタンスを取ったデザインに。
オアシス『モーニング・グローリー』
発売初週で、約34万枚を売り上げるという驚異的な記録を作った『モーニング・グローリー』は、道路の真ん中でDJのシーン・ローリーとデザイナーのブライアン・キャノンがすれ違うというデザインだったけれど、それぞれ大きな道路を挟んだ。
「ソーシャル・ディスタンス」ジャケ写に本家も反応
ソーシャル・ディスタンスを取り入れた名盤のジャケットのパロディには、クイーンのブライアン・メイが自身のインスタグラムで反応。
ブライアンはソーシャル・ディスタンス版の『クイーンII』のジャケットを投稿するとともに、「ソーシャル・ディスタンシング!皆さん、リマインドします。2メートルまたは6フィート(間隔を開けよう)少なくても!!」と、ファンに感染を予防するために距離をあけるよう再通知した
(フロントロウ編集部)